メカニカル・アロイングによる〓性合金の固相アモルファス化とその〓気特性

1991 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 02452148
• Research Institution: Chubu University
• Principal Investigator: 成田 賢仁 中部大学, 工学部, 教授 (90037664)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 福永 博俊 長崎大学, 工学部, 助教授 (10136533) ; 寺田 弘 中部大学, 工学部, 講師 ; 加藤 章 中部大学, 工学部, 助教授 (00113085)
• Keywords: メカニカル・アロイング / 〓性合金 / 固相アモルファス化

Research Abstract

1.遷移金属ー半金属系合金の固相アモルファス化
固相アモルファス化困難なFeCC75DDSiCC10DDBCC15DDのメカニカル・アロイング(以下MAと略記)の過程を解明すべく、FeCC80DDBCC20DDについて高エネルギ-型振動ミルで325hrMA処理を行ったが、アモルファス化が殆んど進行しないことが明かとなった。つづいて、CoCC70DDFeCC5DDSiCC15DDBCC10DDのMA過程を解明すべく、CoCC75DDSi15DDBCC10DDについて固相アモルファス化を試みた。その結果、185hrMA後、部分的にアモルファス化しているが、325hrMA後には却って一部結晶化することが認められた。
CoCC70DDFeCC5DDSiCC15DDBCC10DDについては、前年度にひきつづき検討し、MA処理中における飽和〓化及び保〓力の変化を調ベた。185hrMA処理後も部分的アモルファス化しか認められなかった。
2.遷移金属ー金属系合金の固相アモルファス化
高エネルギ-型振動ミルを用いて以下のMAを検討した。
CoCC85DDZyCC15DDについては、D.T.A(熱分析)結果からはMA25hr前後からアモルファス化が始まっていることが認められるが、185hrに至るもVSM(振動試料型〓力計)による〓化の温度特性測定結果からは部分的アモルファス化しか認められなかった。
CoーZy系にNbを添加したCoCC81.5DDZyCC5DDNbCC13.5DDについては、DTA結果からはMAによるアモルファス化はきわめて僅かしか進んでいないと判断されるが、185hrMA後の〓化の温度特性はCoCC81.5DDZyCC5DDNbCC13.5DDが殆んど完全にアモルファス化していることを示唆しており、アモルファス化CoCC81.5DDZyCC5DDNbCC13.5DD粉末は優れた軟〓気特性を示した。

Research Products

• [Publications] KENJI NARITA,TOSHIHARU SUGIMOTO,SATOSHI TANAKA: "Solid-State-Amorphized Co-System Magnetic Alloys and Their Magnetic Properties" J.M.M.M.(1992)
• [Publications] 田中 智士,杉本 寿治,成田 賢仁: "Co系〓性粉末の固相アモルファス化とその〓気特性" 電気学会マグネティツクス研究会資料MAGー92ー46. 39-45 (1992)