1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02452237
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
新山 英輔 東北大学, 工学部, 教授 (50198420)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟窪 辰也 東北大学, 工学部, 助手 (00209149)
大出 卓 東北大学, 工学部, 助手 (70005437)
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Keywords | 鋳肌 / 流動性 / 凝固層 / 圧力鋳造 / 鋳造変形 / 表面張力 |
Research Abstract |
1.吸引試験による流動性試験 狭い鋳型空陳における溶融金属合金の流動並びに流動停止現象を観察するために流動性測定装置設計、製作した。装置の主な構成は溶融炉、流動路(〓管),弁,減圧容器,弁,減圧ポンプよりなり、このほか計測糸として圧力ゲ-ジ,流動速度記録用カメラを備える。 測定対象としては鋼,鋳鉄を含む各種合金を予定しているが、とりあえずAlーCu合金を用いて基礎実験を行なった。その結果、温度及び吸引力(減圧度)の上昇と共に流動性の増加がみられ、また、流動路の内径の減少と共に流動性が減少した。この減少は伝熱要因から予想されるより以上の大きさであり、その原因として流れ要因を表面張力の要因の両者が考えられるが、そのくわしい解析は今後の課題となる。 2、重力注入による流動と鋳肌形成 重力注入の際の鋳肌形成に及ぼす初期凝固層形成について観察するための基礎実験として、一方向凝固でPbーSu合金の円板を鋳造し、初期凝固面の反り変形を観察した。その結果,凝固温度範囲の小さい組成において変形が大きいことがわかり、その原因は凝固層内動の温度匂配の変化であることが推定された。 このタイプの初期凝固層の変形が何らかの原因で局所的に不均一になったときには湯じわ、等の鋳肌不良の一因になり得ると考えられるが.その点についての確認は今後の課題になる。
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