1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02453029
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Research Institution | Suntory Institute for Bioorganic Research |
Principal Investigator |
大船 泰史 財団法人サントリー生物有機科学研究所 (20142078)
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Keywords | Lーグルタミン酸 / イオンチャンネル型受容体 / 代謝調節型受容体 / 立体配座要請 / 2ーカルボキシシクロプロピルグリミン / アゴニスト |
Research Abstract |
グルタミン酸受容体は運動や反射,記憶や学習の形成と共に神経細胞死と密接に関連していることから広く興味を集めている。グルタミン酸受容体は(A)イオンチャンネル型と(B)代謝調節型に大別されいる。我々は先にグルタミン酸の立体配座を固定した類縁体、4種のLー2ー(カルボキシシクロプロピル)グリシン(CCGーI〜IV)類の研究から(A)のタイプの受容体にはfolded型、(B)ではextended型のグルタミン酸が結合する事を明らかにした。 平成3年度は、CCG類のC1ーC2部位の回転異性について配座解析を進めるとともに、(A),(B)の受容体との結合に必要な要素をハイブリッドした分子である1,2を合成した。またグルタミン酸受容体群の立体配座要請のより精密な理解を計ることを目的とし,CCG類とくらべ、環や二面角の歪みを軽減した3種のCPGーI,II,IV(3〜5)の新手法を伴った立体選択的合成を完成した。3は(B)のアゴニストであるCCGーIと、4は再吸収阻害物質である。CCGーIIと、5はNMDAタイプ受容体の強力なアゴニストであるCCGーIVと構造が対応している。現在1〜5の神経活性を検討しており、平成4年度にむけ、グルタミン酸受容体の立体配座要請の精密な解析をはかる。
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