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1992 Fiscal Year Annual Research Report

アルブミン遺伝子プロモータを結合した癌遺伝子による肝発癌

Research Project

Project/Area Number 02454164
Research InstitutionAsahikawa Medical College

Principal Investigator

小川 勝洋  旭川医科大学, 医学部, 教授 (50045514)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 太田 知明  旭川医科大学, 医学部, 助手 (50233135)
西川 祐司  旭川医科大学, 医学部, 助手 (90208166)
Keywordsalbumin遺伝子 / 肝発癌 / 癌遺伝子 / 分離肝細胞 / 肝細胞移植 / 無アルブミンラット / トランスフェクション / スフェロイド培養
Research Abstract

本研究の目的は、アルブミン遺伝子のプロモータを上流に組み込んだ癌遺伝子を分離肝細胞に導入し、これをを肝内に移植して、肝癌を誘発するモデルを製作することである。これまでアルブミンのプロモーター領域のクローニング及びそれを癌遺伝子の上流に組み込んだベクターの作製、さらに外来遺伝子を分離肝細胞に導入する方法について検討を行なってきたが、本年は分離肝細胞を再び生体内に戻す方法についての検討を行った。
1)無アルブミンラット肝内にF344ラットの分離肝細胞を門脈内に注入して、アルブミン陽性細胞数、アルブミンmRNA、血清アルブミンの上昇をマーカーとして生着率を測定した。この結果、正常肝細胞を2x10°個注入した場合には宿主細胞1000個中に約1〜2個の割合でドナー細胞が生着することが確認された。また、門脈内への注入を1週おきに繰り返することにより、生着細胞数を有意に増加することができた。
2)培養肝細胞を回収して再び生体内に移植することができるか否かを検討した。分離肝細胞をspheroid培養したのち、肝内及び脾内に移植したところ、正常の構造と機能が回復し、分離直後の肝細胞の移植と同様の結果になることが確認された。
3)spheroid培養したnewborn rat肝細胞にretroviral vectorによるβ-gal遺伝子の導入を行ったところ効率よく導入できることが明らかになった。これを脾内に移植したところ、短期間であるが、生体内でもβ-galの発現が見られた。
4)不死化したC3Hマウス肝細胞に活性化ras遺伝子とpAlbElA遺伝子を導入したのち、同系マウスの皮下及び肝内に移植したところ、皮下では生着して肝癌の組織像をとることが確かめられたが、肝内には腫瘍の形成は見られなかった。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Mitsuhiro Inagaki: "Retroviral-mediated gene transfer to neonatal rat hepatocytes and intrasplenic transplantation of the transduced hepatocytes" Transplantation Proceedings. 24. 2969-2970 (1992)

  • [Publications] Katsuhiro Ogawa: "Identification of F344 rat hepatocytes transplanted within the liver of congenic analbuminemic rats by the polymerase chain reaction" Transplantation.

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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