1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02455027
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Research Institution | Institute of Space and Astronautical Science |
Principal Investigator |
河島 信樹 宇宙科学研究所, 惑星研究系, 教授 (60013702)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長友 信人 宇宙科学研究所, 衛星応用工学研究係, 教授 (60013645)
藤村 彰夫 宇宙科学研究所, 惑星研究系, 助手 (70173458)
柳沢 正久 宇宙科学研究所, 太陽系プラズマ研究系, 助手 (60134665)
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Keywords | レ-ルガン / コイルガン / シミュレ-ション / 惑星 / いん石 |
Research Abstract |
レ-ルガンの開発は予定どうり順調に推移した。第一の目的である最高速度をあげるという観点からは、年度当初6km/secまで出いた最高速度を7km/secまで上げることに成功した。この速度は、Xー線計測器、Bーdot probe、Flash Xー線計測器全てで確認されたデ-タとしては世界最高のものである。これまで7km/sec以上の報告はあるが、この全ての計測で確認されたものはない。この3つの確認されていないデ-タは、確かに加速されているとはいえないということは、われわれの研究で確認されている。 さらに、この研究の第二の目的である5km/secの速度を安定に得ることが出来るという面でも、6km/sec以上の速度を安定に再現性よく出すことが出来た。具体的なデ-タとしては、例えば、6km/secをねらって実験を行った場合に、速度が+/-5%以内で目標値を達成できるようになった。実際に実験に供され、惑星といん石の衝突のシミュレ-ション実験などの実験に活用された。 第三の目的である繰り返し頻度を上げるという目的は、一週間に2回以上の頻度を実現し、上記のようなシミュレ-ション実験による成果を得るのに貢献した。 来年度への準備として、コイルガンの基礎実験を行い、部品の選択、具体的な設計によるパラメ-タの設定などの作業を行った。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] A.Yamori,M.Yanagisawa,K.Sato,N.Kawasima,T.Furukawa and S.Teii: "Railgun Experiment(HYPAC) at ISAS" IEEE Trans.Magnetics. 27. 126-129 (1991)
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[Publications] M.Yanagisawa,M.Iwasaki,A.Yamori and N.Kawashima: "Efficiency of Angular momentum Transfer for Iron Targets" Proc.22nd Lunar and Planetary Science Conf.(Houston,Texas,1991).
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[Publications] 矢守 章、柳沢 正久、佐々木 進、河島 信樹、古川 卓、提井 信力: "Electromagnetic Launcherの開発" 衝撃波シンポジウム論文集. 531 (1990)
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[Publications] 矢守 章、古川 卓、柳沢 正久、河島 信樹: "科学実験用レ-ルガン" 電気学会誌.
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[Publications] 矢守 章、古川 卓、柳沢 正久、河島 信樹: "宇宙科学研究所におけるレ-ルガンの開発" 電気学会一般産業研究会資料. GID. 15 (1990)