1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02504001
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
牧田 貢 京都大学, 理学部, 教授 (90012806)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝沼 淳 (株)ニコン, 光学本部, 主任
松川 英二 (株)ニコン, 精機事業部, 係長
船越 康宏 京都大学, 理学部, 教務職員 (80127133)
安藤 裕康 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 教授 (90111559)
山下 泰正 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 教授 (50011458)
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Keywords | 回折格子 / モザイク回折格子 / ピエゾ素子 |
Research Abstract |
1.前年度製作したモザイク回折格子制御台について、ピエゾ素子による制御性能をコリメ-タ-で調べ、0.1秒角,0.1ミクロンの制御性能があることを確かめた。また、エッシェル回折格子単体についても干渉計を用いて波面のひずみがλ/10程度であることを確認した。 2.焦点距離2mの分光光学系をつくり、モザイク回折格子の動作テストを行った。光源としてレ-ザ-光を用いた場合には、容易に、2枚の回折格子の反射方向と波面位相を合わせられることが分った。但し、レ-ザ-波長から離れて広い波長域で方向位相を合わせようとするとこれでは不十分で、種々の方法を試みたが研究期間の間には結論を得られなかった。 3.レ-ザ-光で方向位相を合わせた状態がどの位続くか、ビデオカメラで録画した。実験は温度変動が1度以内の部屋で行われ、2時間までは2面の回折格子のつくる干渉像がくずれないことが観測された。 4.広い波長域で2枚の回折格子反射光の方向位相を合わせるにはゼロ次光を使用するのが良いと考えられる。二つ方法があって、一つはレ-ザ-光で方向位相合せを行った後制御台を回転させて位相のくずれ方をみる、他は白色光々源を用い一枚の回折格子を前後させて干渉の強く現れるところを探すことである。現在やりかけている実験である。
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Research Products
(1 results)