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1990 Fiscal Year Annual Research Report

学術用モニタ-・システムの開発

Research Project

Project/Area Number 02551004
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

直井 優  大阪大学, 人間科学部, 教授 (70011335)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川端 亮  大阪大学, 人間科学部, 助手 (00214677)
Keywordsモニタ-・システム / 標本抽出 / 回答の信頼性 / パネル・デ-タ / コ-ホ-ト分析 / ライフコ-ス・デ-タ / 時系列デ-タ
Research Abstract

本研究の目的は、全国的な学術用のモニタ-・システムを開発することである。この開発が必要とされるのは、社会調査の環境が悪化し、調査が著しく困難になる一方で、社会調査技法の研究やコ-ホ-ト分析、ライフコ-スの細かな検討といった学術的な課題を果たすためには、より細かく、具体的内容に関しての繰り返し調査が不可欠であるためである。民間の世論調査、市場調査においては、すでにモニタ-・システムは導入されているが、標本抽出法ならびに標本の特性が偏っており、学術目的にはとうてい使用することができない。したがって、本研究が目的とする学術用モニタ-・システムを発表することによって、多くの成果がえられると考えられる。
今回のモニタ-・システムにおいては、まず、日本全国300地点から、8,000標本を抽出し、この標本に対して、世帯構成、就業状況学歴、ライフステ-ジなどに関する基本的な調査と学術用調査のためのモニタ-になるかどうかを調査する調査票を作成し、郵送法によって調査を実施した。これらのデ-タは回収後すべて、パソコンに入力され、基本的な個人、世帯の社会的属性から、モニタ-・システムにふさわしい、代表性があるかどうかを分析し、その結果を検討することによっておよそ4000世帯をモニタ-として確定する計画である。
このモニタ-に対して、さまざまな問題を調査することによって、回答の信頼性をテストし、社会調査への信頼度を高める一方で、パネル・デ-タの収集と解析、コ-ホ-ト分析、時系列デ-タの収集と解析、ライフコ-ス・デ-タの収集と解析といった、従来の調査では実施が困難なために取り組むことが少なかった重要な問題に答えることが可能となる。

URL: 

Published: 1993-08-10   Modified: 2016-04-21  

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