1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02555015
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Research Institution | Sasebo National College of Technology |
Principal Investigator |
吉田 直 佐世保工業高等専門学校, 教授 (50044441)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 克雅 佐世保工業高等専門学校, 助教授 (20141955)
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Keywords | 可変ピッチ直線垂直翼 / コアンダ効果 / 翼長変化風車 / 電磁発熱器 / 垂直軸風車 |
Research Abstract |
本年は次の三つのことを行った。1.風洞実験2.フィ-ルド実験用風車の設計と部材購入3.電磁発熱器の電磁界解析。 1.風洞実験 (1)タ-ボ翼で起動し、その翼長を急に短縮すると、角運動量保存則により回転数が増加し、直線垂直翼のみで風車が回転できることを確認した。この結果を11月15日の第12回風力エネルギ-利用シンポジウムにおいて発表した。 (2)翼後部にコアンダ効果を用いた直線対称翼モデルを製作し、その翼特性を風洞実験により測定し、一般の対称翼NACA0015より揚力係数が50%程度増加することが判明した。 (3)タ-ボ翼と可変ピッチコアンダ効果翼を組み合せたモデル風車を製作し、イ)タ-ボ翼長変化の制御法の確定実験、ロ)タ-ボ翼周縁端と垂直翼の最適配置の確定実験、ハ)可変ピッチ制御の確定実験を実施中である。 2.フィ-ルド実験用風車の設計と部材購入 フィ-ルド実験用の可変翼長風車の設計を終了し、備品、主要部の部材設計及び購入は終了したが、翼の製作はこれからである。 3.電磁発熱器の電磁界解析 定格1KWの発熱器を設計した。その電磁場解析を、新日鉄の三次元電磁場解析ソフトFLEDYを使用させて頂き、委託解析を行った。内容は次のとおりである。 (1)発熱器ロ-タ周辺部の材料変化と電磁場分布、発熱分布。 (2)発熱器ロ-タ周辺部の渦電流短絡環の設置と電磁場及び発熱分布。 (3)発熱器ロ-タ回転数変化による電磁場分布、発熱分布。
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