1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02555090
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Research Field |
計測・制御工学
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
長澤 庸二 鹿児島大学, 工学部, 教授 (80005313)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 公則 鹿児島大学, 工学部, 助手 (20215776)
宗森 純 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (70219864)
宮島 広美 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (60132669)
棚田 嘉博 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (70033248)
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Keywords | 電磁雑音探査システム / 合成開口法 |
Research Abstract |
新たに電磁雑音探査システムを開発するに当って,サブシステム個々の性能を予め押えておくことが重要である.本研究で開発を行っているシステムは,全体で9本のダイポ-ルアンテナを使用する.これらのアンテナの持つ個々の性能はシステム全体の性能に大きな影響を及ぼすため,アンテナに接続されるケ-ブルを含め,性能を把握する必要がある.そのために,まずアンテナ測定場の選定・評価を行った. システム総合設計において,サブシステムを,(1)アンテナ系,(2)チャネルセレクタ(アンテナ切り換えシステム),(3)振幅・位相測定系,及び(4)システム全体の制御及びデ-タ収録・前処理系の4つのシステムに分割して構成することとした.ここで,(2)のチャネルセレクタは本研究を進めるために,別予算により購入したシステムである.これらの各サブシステムをインタフェ-スを介して接続し,(4)の制御系から制御すると同時に測定デ-タの取込みを行なうため,各部のインタフェ-スの製作を行った.製作したインタフェ-スは,(3)の振幅・位相測定系から(4)のデ-タ収録装置へのデ-タ受渡し部,及び(4)の制御部から(2)のチャネルセレクタを制御するためのインタフェ-スである.チャネルセレクタを制御するインタフェ-スはまだ若干問題点を有しており,今後調整を行なうことにしている. 収録デ-タ前処理のソフトウェアは,基本的には作成したが,今後,各サブシステムの持つそれぞれ固有の性能を,計測デ-タに対する補正値として取り込んだソフトウェアに改良する必要がある. システム全体の基本特性を選定されたアンテナ測定場で評価を行ったが(使用電磁波源周波数:360MHz),2つの波源に対しても十分性能を発揮している.
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Research Products
(2 results)