スラグ中酸化鉄活量自動測定装置の試作

1992 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 02555138
• Research Institution: KYOTO UNIVERSITY
• Principal Investigator: 岩瀬 正則 京都大学, 工学部, 助教授 (00026329)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 小倉 敏弘 山里エレクトロナイト(株)研究所, 研究員 ; 浦田 邦芳 山里エレクトロナイト(株)研究所, 主任研究員 ; 藤原 龍次 山里エレクトロナイト(株)研究所, 主任研究員 ; 松岡 正雄 山里エレクトロナイト(株)研究所, 所長 ; 大石 敏雄 京都大学, 工学部, 助教授 (80026145)
• Keywords: スラグ / 酸化鉄 / 活量 / 自動測定 / ジルコニア / センサー / 製鋼

Research Abstract

ジルコニア固体電解質を用いたセンサーを援用することにより、スラグ中酸化鉄活量自動測定装置を試作した。この装置の仕様は以下の通りである。
1 サンプル重量1〜3g
2 測定温度1000℃〜1400℃
3 測定所要時間5分間
4 測定精度±0.8%
5 測定活量範囲0.001〜1
完成した自動測定装置により、Cao-SiO_2-FeO系スラグ中のFeOの活量を測定したところ、状態図とよく一致した結果が得られた。
本装置はすでに新日本製鉄(株)広畑製鉄所、川崎製鉄技術研究所などにおいて実用に入っており、本研究所の当初の目的を完全に達成することができた。

Research Products

• [Publications] 小倉 敏弘: "酸化鉄活量迅速測定装置によるCaO-SiO_2-FeO系の活量測定" 材料とプロセス. 4. 59- (1991)
• [Publications] 小倉 敏弘: "スラグ中酸化鉄活量の迅速測定" 材料とプロセス. 3. 1087- (1990)
• [Publications] 小倉 敏弘: "スラグ中酸化鉄活量自動測定装置" 材料とプロセス. 4. 937- (1991)
• [Publications] T.Ogura: "Activity determiantor for the tutomatic Measrements of the Chem. Potentials of FeOin Metallutgical Stays" Metallurgical Transaction. 23B. 459-466 (1992)
• [Publications] T.Ogura: "Au Antonatic Facility for the Determiration of the FeO activities in Metallurgical Slags" Proceedings of the 4 th Futerrational Conference on Moltcr Slags and Fluxes. 1. 133-137 (1992)
• [Publications] M.IWASE: "Developmonts of Zirconia Sensors during 1980'S" Proceedings of the 1st International Chromium Steel and Alloys Congress. 1. 49-61 (1992)