1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02556026
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
金澤 昭夫 鹿児島大学, 水産学部, 教授 (70041697)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹野 登 協和発酵工業株式会社, 研究員
佐藤 秀一 東京水産大学, 水産学部, 講師 (80154053)
古市 政幸 九州大学, 農学部, 助教授 (00038225)
手島 新一 鹿児島大学, 水産学部, 助教授 (70041704)
山口 勝巳 東京大学, 農学部, 教授 (50011896)
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Keywords | 微粒子飼料 / 仔稚魚 / 種苗生産 / 摂餌誘引物質 / ビタミンC / EPA / DHA / 奇形 |
Research Abstract |
1.フグ仔稚魚用微粒子飼料のタンパク質源としては、ブラウンフィシュミ-ルまたはイカミ-ルを主体にしたものが、すぐれた成長を示した。一方、大豆ミ-ルを主体にした微粒子飼料は成長が劣っていた。 2.マダイ仔稚魚に対して、アラニルプロリン、アラニルセリン、アラニルグリシルグリシン、アラニルフェニ-ルアラニン、アラニルプリルグリシンなどのオリゴペプチドには摂餌誘引性ないし成長促進性が見出された。 3.フグの必須脂肪酸としてはn-3高度不飽和脂肪酸のEPAとDHAが効果があり、その力価はEPA<DHA<EPA+DHAの順序であった。 4.ブリに対するリン脂質の効果は、大豆レシチン3%添加区で良好な成長がえられた。 5.市販の粗大豆レシチン中にはフォスファチジルコリンやフォスファチジルイノシト-ル以外にメタノ-ル-水溶性区分に未知の成長因子を含むことを見出し、その分離精製を行った。 6.マダイに対するビタミンC源として、安定性の高いアスコルビル-2-リン酸マグネシウムは、5mg/100g飼料で、成長および熱ストレスに対する有効性を示した。 7.クルマエビ稚エビに対して、アスコルビル-2-リン酸マグネシウム、アスコルビン酸カルシウム、アスコルビン酸を比較した結果、アスコルビル-2-リン酸マグネシウムが最も良好な成長を示した。 8.アユの種苗生産に微粒子人工飼料を応用し、トンタンクで、尾のアユを生産した。また種苗生産されたアユには体側弯などの奇形が少なかった。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Teshima,S.,Kanazawa,A.,Yamashita,M.,Koshio,S.: "Rearing of larval prawn,Penaeus japonicus,with brown fish meal based diets" 日本水産学会誌. 57. 175- (1991)
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[Publications] Teshima,S.,Yamasaki,S.,Kanazawa,A.,Koshio,S.,Mukai,H.,Hirata,H.: "Fatty acid composition of Malaysian marine Chlorella" 日本水産学会誌. 57. 1985- (1991)
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[Publications] Kanazawa,A.,Teshima,S.,Koshio,S.,Higashi,M.,Itoh,S.: "Effect of L-ascorbyl-2-phosphate-Mg on the yellowtail as a vitamin C source" 日本水産学会誌. 58. (1992)
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[Publications] Kanazawa,A.: "Essential phospholipids of larval fish and crustaceans" Proceeding of IV International Symposium on Fish Nutrition and Feeding (France). (1992)
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[Publications] Kanazawa,A.: "Importance of dietary docosahexaenoic acid on growth and survival of fish larvae" Proceeding of Finfish Hatchery in Asia '91 (Taiwan). (1992)
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[Publications] Kanazawa,A.: "Nutritional mechanisms on the occurrence of abnormal pigmentation in the seedling production of flatfish" Proceeding of Fish and Crustacean Larviculture Symposium (Beigium). (1992)