1991 Fiscal Year Annual Research Report
陽極線の一端のみから信号を得る新方式による位置検出型中性子計数管の作製と応用
Project/Area Number |
02558023
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
森 千鶴夫 名古屋大学, 工学部, 教授 (80023068)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
若山 直昭 日本原子力研究所, 東海研究所・高温工学部, 次長
瓜谷 章 名古屋大学, 工学部, 助手 (10213521)
青山 隆彦 名古屋大学, 工学部, 助手 (80023307)
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Keywords | 位置検出器 / 核分裂計数管 / 中性子計数管 / 高δ線線量率 / 波形整形 / 整形時定数 / 中性子束分布 / 抵抗陽極板 |
Research Abstract |
1.平成3年度の研究目的 (1)位置検出型計数管の作製 (2)作製した計数管の位置分解能等の諸特性の解析 (3)中性子核反応生成物の計数管中における放出方向測定の可能性の検討 (4)計数管による実際の中性子束分布の測定 2.研究目的に対応した成果 (1)直径15mm,長さ1.2mの位置検出型核分裂計数管(A),および直径10cm,長さ2mの位置検出型核分裂計数管(B)を作製した。(A)はδ線照射線量率の高い場での計数管の動作特性を調べるためのものである。また(B)は実際の中性子束分布の測定に使用するためのもので,直径が小さいため,中性子ストリ-ミングが極めて少い。 (2)計数管(A)を60Coからの高線量率のδ線を照射しつつ,特性を測定した。位置分解能は10^4R/h(2.58C/kg・h)の照射線量率で低下しはじめ,10^5R/hでは実用的には使用不可能であった。しかし抵抗陽極板の抵抗値を約50KΩから1桁近く下げ,波形整形回路の整形時定数を小さくすることによって,1桁程度高い線量率でも使用できると予想される。 (3)核分裂片の放出方向の測定はまだ十分な検討が行われていないので明確ではないがその可能性は十分にある。 (4)黒鉛パイル(1.5×1.5×1.5M^3)の中央に中性子源を置き中性子分布の測定を測定した。 3.今後の研究 2.の(2)(3)および(4)の研究を進めて行く 4.設備備品の使用状況:十分役立てゝいる。
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[Publications] Chizuo Mori: "Application of a logarithmic amplifier to a charge-division-type position-sensitive proportional counter" Nucl.Instr.Methods in phys.Res.A. A299. 128-132 (1990)
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[Publications] Akira Uritani: "A nevel position-sensing method using fast and slow components in the output signal from a proportional counter" Nucl.Instr.Methods in Phys.Res.A. A299. 231-233 (1990)
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[Publications] Chizuo Mori: "A new position-sensitive nuclear fission counter with a convenient read-out method for neutron measurement" Nucl.Instr.Methods in phys.Res.A. A310. 437-440 (1991)