Research Abstract |
今年度は,前年度に作成した以下のシステムのプログラムを整理は,プログラムの全ソース・リスト,その用方法,出力結果の一覧を報告書にまとめた.また,データベースとしては,昭和50,55,60年の国勢査地域メッシュ統計,国土数値情報の標高データなどを蓄積し,数百変数の全国メッシュ・マップを描くこと出きるシステムが構築された. 特に,矢野は,ラスター・データ・ファイルから,1変数の基本統計量・頻度分布のプログラムや,2つの数の基本統計量・散布図のプログラムを開発した.そしてそれらのプログラムを利用して,全国レベルでの6歳以上の高齢人口比率の進展と,標高や起伏量との関係を明らかにした(矢野,1992).さらに,メッシュ・ップの作成に対しては,レーザ・プリンタを購入し,4階調の地図を描かせた(報告書に所収) また,野上は,東京を中心とした圏域ごとの人口分布を明らかにしている. 最終的に構築された,地域メッシュ統計利用システムの基本構成は以下のようである. 1.地域メッシュ統計のデータベースの構築 2.フィールド・データ変換システム 3.ラスター・データ変換システム 4.メッシュ・マップ作画システム 5.メッシュ統計解析システム なお,実際のシステムの実行には,昭和50,55,60年の人口,高齢者人口比率,標高値,起伏量などをいた.
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