1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02610024
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
原田 平作 大阪大学, 教養部, 教授 (50198925)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 哲郎 大阪大学, 文学部, 教務員
|
Keywords | 美術団体の発生と解散 / 日本画 / 大正から昭和へ / 創立会員と後継会員 / 文展・帝展 / 日本美術院 / 新樹社 / 生地・居住地・没地 |
Research Abstract |
前年度にひき続き資料の整理をおこなう一方、関連する作家や遺族、或いは主要研究者並びに諸研究機関・美術館博物館と連絡をとりつつ、本年度は主として次のような新たな調査研究をおこなったが、本年度も昨年度に続いて笠岡市立竹喬美術館の上薗四郎氏の協力をうるところが大きかった。 1、遺族関係調査を新たにおこない、戸田北遥、半田鶴一の遺族と接触して、情報を収集した。 2、京都府下在住現存作家・上田真吾に会って新しい情報を収集した。 3、茨城県在住現存作家・大路未黎と接触して新しい情報を収集した。 4、岐阜県及び名古屋方面を調査し、主として森林丘関係について多数の資料を収集した。 5、また吹田草牧の遺族より、新たに昭和14年10月に設立された山南会関係の記録資料の提供を受け、解読調査をおこなった。 なお本年度中にはこの国画創作協会関係者の展覧会が各地でおこなわれたが、これにともなって関係者や遺族と接触し、資料集収につとめたものとしては、次のものがあげられる。 (1)「福田豊四郎〜その人と芸術〜」山種美術館、8月24日〜10月20日。 (2)「畦地梅太郎版画展」ナビオ美術館、10月17日〜27日。 (3)小松均美術館の開館(平成2年11月2日であるが)。 (4)「金田和郎回顧展」京都国立近代美術館、11月2日〜12月1日。 (5)「足立美術館所蔵品による榊原柴峰展」奈良そごう美術館、12月27日〜平成4年1月26日。 (6)「麻田弁自の遺作と所蔵品」展、京都市美術館、平成4年1月28日〜2月23日。
|
-
[Publications] 原田 平作: "黒田重太郎文庫の意義" 大阪大学図書館報. 104. 4-5 (1991)
-
[Publications] 原田 平作: "国画創作協会の研究II" 秀作美術. 37. (1992)
-
[Publications] 土田 麦僊: "『春宵舞妓図』のうち、(原田平作〈麦僊の舞妓に占める「春宵舞妓」の位置〉)" 大日本絵画, 12 (1991)