1990 Fiscal Year Annual Research Report
バンツ-系諸族における言語植物学的資料のテキスト化をデ-タベ-ス化に関する研究
Project/Area Number |
02610229
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Research Institution | Tokyo University of foreing Studies |
Principal Investigator |
梶 茂樹 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (10134751)
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Keywords | バンツ-系諸語 / テンボ語 / 植物利用 / テキスト化 / デ-タベ-ス化 |
Research Abstract |
一般に、アフリカのバンツ-系諸族の民族植物学的資料をテキスト化し、デ-タベ-ス化するためのフレ-ムワ-クを作るために、ザイ-ルのテンボ語を例にとり、 1.既に、現地調査により得られているテンボ語の民族植物学的資料を整理・テキスト化し、それをパソコンで入力、 2.このテキストのスワリ語(ザイ-ル方言)訳とフランス語訳の作成、 3.各植物の学名と現地名リストの作成(植物の形態論的記述を含む)、 4.植物利用(建材、薬など)及び植物に関した諺、歌などの民間伝承の記述、 5.デスクトップ・パブリッシングを可能にするためにバンツ-語用の文字フォントの作成、 を行なった。 あとは、索引を付けて、実際に出版する作業が残っているが、これは出版費用その他の関係で、後日にまわさざるをえない。しかし、基本的作業は既に終わっているので、これが実現されれば現地の小中学校に配布し、無文字社会における知識の顕在化に貢献することが可能と考える。 また、テンボ語以外のバンツ-系諸語についても、以上の方法は適用可能であるが、そのためには、入念な資料の整理とテキスト化が前提条件である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 梶 茂樹: "レガ族の知恵の紐" アフリカ研究. 38. 1-15 (1991)
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[Publications] 梶 茂樹: "plantes Sauvages et Leurs utieisations che3 Les Batembo" 東京外大AA研, 300 (1992)