1990 Fiscal Year Annual Research Report
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02640009
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
内田 伏一 山形大学, 理学部, 教授 (90028126)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井伊 清隆 山形大学, 理学部, 助教授 (10007180)
河村 新蔵 山形大学, 理学部, 助教授 (50007176)
中里 博 山形大学, 理学部, 助手 (10188922)
佐伯 修 山形大学, 理学部, 助手 (30201510)
大池 宏清 山形大学, 理学部, 教授 (20007165)
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Keywords | 変換群 / 力学系 / グラスマン多様体 / 4次元多様体 / リ-代数の複素包絡環 / 作用素環 / 測度 / Hamilton力学系 |
Research Abstract |
今年度の研究項目は,1.変換群の位相幾何学的研究,2.多様体の位相幾何学的・解析的研究,3.力学系の幾何学的・解析的研究,の3項目であった。 1について:内田は,(2nー1)次元連結閉多様体上のSL(n,C)の滑らかな作用の分類について考察し,この分類が,ある種の力学系の分類問題に帰着できることを示した。大池は,複素グラスマン多様体上のtwisted linear actionsについて研究した。その成果はいずれも印刷発表予定である。 2について:佐伯は,2次元球面とホモトピ-同値な4次元多様体について研究し,その成果を1990年8月に大阪市で開催された「結び目理論国際会議」で発表した。中里は,リ-代数の複素包絡環の*ー表現および正元について研究し,その成果を1990年9月に埼玉大学で開催された日本数学会で発表した。佐藤は,局所コンパクトア-ベル群Gについて,L^P(G)上の平行移動不変な有界作用素のなす空間において,あるスペクトル例を持つ測度の存在を示した。その成果はいずれも印刷発表予定である。 3について:河村は,位相力学系の性質と作用素環の構造との関連について研究し,その成果を1990年9月に名古屋市で開催された「力学系国際会議」で発表した。その成果は印刷発表予定である。井伊は,symplectic多様体に作用するLie群のsymplecticな作用を用いてHamilton力学系の第一積分を構成することを研究し,成果を印刷発表した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] F.Uchida: "Smooth SL(n.C)actions on (2nー1)ーmanifolds" Hokkaido Math.J.
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[Publications] H.O^^<^>ike: "Twisted linear actions on complex Grassmannians"
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[Publications] O.Saeki(S.Fukuhara): "An estimate for the unknotling numbers of torus knots" Topology and its Applications.
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[Publications] H.Nakazato: "Indefinite inner product spaces and derivations" Math.Japanica. 35ー6. 1119-1124 (1990)
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[Publications] S.Kawamura: "State extensions in transformation group C^*ーalgelras" Acta Sci Math. 54. 191-200 (1990)
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[Publications] K.Ii(A.Yoshioka): "The quantization condition in the presence of a magnetic field and quasiclassical eigenvalues of the Kepler problem with a centrifigual potencial" J.Math Physics. 31ー6. 1388-1394 (1990)