1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02650086
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
金井 理 東京工業大学, 工学部, 助教授 (90194878)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 秀智 東京工業大学, 工学部, 助手 (10216749)
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Keywords | 組立 / 工程設計 / 拘束条件 / ソリッドモデル / 組立手順生成 / 組立機械機構モデリング / セル制御 / CASE |
Research Abstract |
平成3年度は、平成2年度に開発された組立状態の基本モデリングソフトウェアを利用して、本工程設計システムの基本構成要素となる以下の3モジュ-ルのソフトウェア開発を行った。得られた研究成果は、以下の通りである。 1.製品組立情報として、各部品のソリッドモデルおよびLISPで表現された部品間接触拘条件を利用し、拘束条件式から各部品の運動自由度と可動方向を算出する機能、および部品間の拘束依存関係から分解すベき部品の優先関係を決定する機能を有する製品モデル分解手順生成モジュ-ルを開発し、製品組立順序の自動生成の可能とした。 2.モ-タ・空気圧シリンダ・ベアリング.リニアガイドなど、組立機械で汎用的に利用される機械要素を組合せて、組みつけ働作を実現できる機構をモデリングする機能、および機構の動作シミュレ-ションを数式処理システムおよびラダ-図で表されるシ-ケンス制御回路デ-タに基づいて行う機能を有する組立機械機構モデリングモジュ-ルを開発した。 3.組立セルの制御プログラムの自動生成を目的とした、CASEシステムモジュ-ルを開発した。このモジュ-ルは、距離センサ-・画像処理装置・接触センサ-などのセンサ-類、垂直多関節型ロボット、パ-ソナルコンピュ-タによって構成される組立セルを対象とし、その部品供給作業のデ-タフロ-図による作業の要求仕様分析、およびセンサ-類などの機器仕様とセル内での配置から、制御プログラムのC言語ソ-スファイルの主構造を半自動生成可能な機能を有する。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 金井 理,高橋 秀智: "統合化組立工程設計支援システムの開発(第1報)ー製品組立構造のモデリングシステムー" 1990年度精密工学春季大会学術講演会講演論文集. 393-394 (1990)
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[Publications] 金井 理,高橋 秀智,飯泉 博英: "統合化組立工程設計支援システムの開発(第2報)ー組立設備モデルと動作シミュレ-ションー" 1990年度精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集. 1265-1266 (1990)
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[Publications] 飯泉 博英,金井 理,高橋 秀智: "部品モデル情報に基づくアセンブリ状態の決定" 1991年度精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集. 563-564 (1991)
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[Publications] 飯泉 博英,金井 理,高橋 秀智: "統合化組立工程設計支援システムの開発(第3報)ー部品間接触拘束条件に基づく組立手順生成に関する研究ー" 1992年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集.
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[Publications] 徳永 雅彰,金井 理,高橋 秀智: "統合化組立工程設計支援システムの開発(第4報)ー組立機械の機構モデリングに関する研究ー" 1992年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集.