1991 Fiscal Year Annual Research Report
高速広帯域衛星デ-タ通信網における階層化プロトコル構成法の研究
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02650244
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
田坂 修二 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (80110261)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
不破 泰 信州大学, 工学部, 助手 (00165507)
高橋 健一 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (10126922)
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Keywords | 衛星通信網 / 高速通信網 / コンピュ-タネットワ-ク / プロトコル / MAC副層 / LLC副層 / 階層化 |
Research Abstract |
平成3年度は,まず,衛星パケット通信網におけるOSI第2層(デ-タリンク層)の階層構成法を,システム性能の観点から検討した。媒体アクセス制御(MAC)副層と論理リンク制御(LLC)副層とを完全に分離し独立に定義した方式(分離型)と,MAC及びLLC副層を関連付けて定義した方式(結合型)とを取り上げた。分離型は,LANにおける構成と同じものであり,LLC副層における各種フレ-ムは,MAC副層においては,すべて単なるデ-タフレ-ムとして扱われる。一方,結合型は,MAX副層において,上位のLLC副層から受け取ったフレ-ムの種類がデ-タフレ-ムであるが制御フレ-ムであるかを判別できるものである。これら二つの方式の性能を,スル-プット及び平均応答時間を評価基準として比較した。MACプロトコルとしてはTDMA予約とスロット付アロハを,LLそプロトコルとしてはコネクション型を対象とした。TDMA予約通信網については,まず,分離型の解析を平衡点解析の手法により行い,次に分離型及び結合型の性能を,解析とシミュレ-ションにより比較した。比較により、分離型より結合型の方が常に性能が良いことを定量的に示した。また,スロット付アロハ通信網の場合には,分離型と結合型との性能差はほとんど見られないことをシミュレ-ションにより明らかにした。 以上の研究の他に,平成3年度には,衛星回線によるLAN間接続の研究の準備として,ギガビット/秒という高速伝送路を対象としたLAN用のMACプロトコルであるCRMAを取り上げた。そして,このプロトコルを用いたLANの性能評価も行った。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 鈴木 隆宏: "CSMA/CDネットワ-クにおけるコネクション型LLCブロトコルの解析" 電子情報通信学会論文誌(BーI). J74ーBーI. 647-651 (1991)
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[Publications] 田坂 修二: "Linkーlevel connection control schemes in a highーspeed satellite data network:A performance comparison" IEEE Journal on Selected Areas in Communications. 10. (1992)
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[Publications] 鈴木 隆宏: "衛星パケット通信網におけるMAC及びLLCプロトコル構成法の比較" 電子情報通信学会論文誌(BーI). J75ーBーI. (1992)
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[Publications] 小酒井 秀良: "CRMAにおけるグロ-バル予約待ち行例のしきい値が及ぼす影響" 電子情報通信学会春季大会講演論文集. (1992)