1991 Fiscal Year Annual Research Report
事例推論と仮説推論とを用いた機械の組立て設計学習システム
Project/Area Number |
02650268
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
安部 憲広 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (00029571)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北橋 忠宏 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (70029453)
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Keywords | 組立て / 設計 / 事例ベ-ス / 3次元モデル / グラフィクス / オブジェクト指向 / ソリッドモデル / 図面理解 |
Research Abstract |
組立て手順や組立て部品の設計情報を事例ベ-スに格納するために従来より研究してきた組立てマニュアル理解に基づく事例ベ-ス生成に加えて,事例ベ-ス構築の効率を上げるため,コマンドによる組立指令システムの開発を行なった。問題となる点は,組立終了条件の提示とその確認方法である。どの部品のどこに他の部品のある部位を接合するか,その限界はいくらかをどう指定するかが困難である。これをコンピュ-タシステムで実現する1つの方法として,対象となる2つの部品の3次元図形をグラフィカル端末に提示し,組立て部をマウスで指した後,操作コマンドを終了条件をアイコンで選択させることが考えられる。しかし終了条件のすべてをアイコンに準備できないこと,終了条件を指定できたとしても実現できなかったり,指定が誤っている可能性を調べることが容易でないという問題点の解決が必要となった。そこで部品の組立て状態,すなわちある2つの部品の接合部がどのような状態にあるかを表示する内面状態表示システムを作成した。また表示されている断面に出現している部品を回転並行移動させるコマンドを用いて,部品の接合状態を変更可能とした。ただしこのためには各部品の正確な3次元のモデルが必要となる。現在はCLOSを用いて描画させているが,正確なオブジェクト指向型のソリッドモデルを記述する必要がある。この問題を解決するため,図面より各部品の3次元記述を獲得する方法についても研究を行ない,図面より各部品の3次元記述を獲得する方法についても研究を行ない,簡単な部品について満足すべき結果を得た。その際部品のみえない面について仮説をたてる必要性からJTMSを改良した。
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[Publications] 何 守杰: "機械組立説明図の理解" 電子情報通信学会論文誌(DII). J74ーDII. 1507-1519 (1991)
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[Publications] 角 所考: "An Application of Neural Networks to ThreeーDimensional Interpretation of an image" Systems and Computers in Japan. 87-94 (1991)
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[Publications] 北橋 忠宏: "Understanding Illustration in Assembly manual and Assembly Plan Generation" 1st.JapanーUSA workshop on multimedia Environmont.
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[Publications] 白井 良明(安部 憲広,井田 昌之): "LISP(I)" 培風館, 322 (1991)
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[Publications] 白井 良明(安部 憲広,井田 昌之): "LISP(II)" 培風館, 277 (1992)