1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02650383
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
中島 重旗 熊本大学, 工学部・土木環境工学科, 教授 (10109671)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
一ノ瀬 照子 熊本大学, 工学部・土木環境工学科, 助手 (30213002)
原田 浩幸 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (20222234)
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Keywords | 晶析 / 軟化処理 / 流動床 / 浸出水 / 種晶 |
Research Abstract |
一般廃棄物最終処分場の浸出水の軟化処理に対して、流動床を用いた晶析軟化処理を適用しその処理特性を検討した。以下に得られた主な結論を述べる。 1.炭酸カルシウム中間体を考慮した特性モデル式を提出した。 Udc/dz=K_o(CーCs)^2U:空塔速度Z:層高K_o:定数C:炭酸カルシウム中間体濃度√<(Ca^<2+>)(Co_3^<2->)>Co:溶解度 2.種晶として高炉スラグが利用でき,カルシウムは50%前後の除去率が定常的に得られた。 3.一次核の発生のない範囲で設定初期pHを上げる方が効率が良く,pH=9.0〜9.5の間が最適であった。またpHとK_oの間には次の関係が見られた。 logK_o=0.2pH+0.5 4.空塔速度の影響は小さく装置性能の許す限り高速の処理が可能である。今回用いた装置では種晶流出の始まる100m/hrまでは可能であった。 5.カルシウム除去に関する活性化エネルギ-は9.02KJ/molであり温度の処理に対する影響は小さい。
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