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1990 Fiscal Year Annual Research Report

有限要素法による弾性基本解の解析

Research Project

Project/Area Number 02650402
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

藤谷 義信  広島大学, 工学部, 教授 (50034369)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤井 大地  広島大学, 工学部, 助手 (00212184)
Keywords有限要素法 / 弾性基本解 / 応力特異解 / 数値解析 / ケルビン解 / ブ-シネスク解 / 境界要素法 / セルッチィ解
Research Abstract

当初予定していた今年度(平成2年度)研究計画のうち、等方均質材料中の3次元セルッチィ解、および2次元問題における回転加力解については、研究成果が得られ、日本建築学会構造系論文報告集に発表した。本報告では、3次元弾性基本解については、セルッチィ解のような面対称解も解けるように周方向のフ-リエ展開次数を高次にしたときの解析法について、また、2次元弾性基本解については、r方向に高次のべき乗型の特異性をもつ集中偶力や集中モ-メントが作用する場合の解析法を示している。この中で、3次元弾性基本解の変位式を一般的なフ-リエ級数展開で表現するとき、n=0の場合は3次元ケルビン解や3次元ブ-シネスク解などの線(軸)対称解に、n≧1の場合は、高次の面対称基本解になり、さらに、このうちn=1の場合は3次元セルッチィ解になることを示した。この3次元セルッチィ解を有限要素法で求めるための定式化を行い、解析を行った結果、良好な数値解が得られた。また、半無限2次元弾性体表面に集中偶力または集中偶モ-メントを受ける場合の応力、変位の解を求める問題は、この応力、変位がともにrのべき乗型の特異性を有するため、固有値問題となり、この問題に対しては、すでに著者が提案している有限要素法によるクラック先端近傍の特異解析法を適用して解析したところ良好な数値解を得ることができた。なお、ワ-クステ-ションの購入の遅れにともなって、当初予定していた研究計画をすべて行うことは困難となり、一部は来年度の研究にまわすことにした。来年度は、今年度の研究の遅れをとりもどすべく、研究を遂行していきたい。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 藤谷 義信、藤井 大地: "高次弾性基本解の有限要素解析 有限要素法による弾性基本解の解析に関する研究(その3)" 日本建築学会構造系論文報告集. 419. 99-106 (1991)

URL: 

Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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