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1991 Fiscal Year Annual Research Report

ニンニクおよびワサビの揮発性イオウ化合物による園芸植物の休眠打破と開花促進

Research Project

Project/Area Number 02660031
Research InstitutionShimane University

Principal Investigator

細木 高志  島根大学, 農学部, 教授 (90101245)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 稲葉 久仁雄  島根大学, 農学部, 教授 (30032585)
Keywords休眠打破 / 開花促進 / 2硫化メチル / イソチアン酸アリル / 2硫化アリル / 花木 / 宿根類 / 球根類
Research Abstract

球根類の休眠打破にもっとも有効であった2硫化メチルを用い春咲きグラジオラスの球茎の休眠打破および開花促進試験を行った。春咲きグラジオラスは夏咲きグラジオラスと比べ冬季栽培でもブラインドが出にくく12月に開花が可能となれば実用的価値がある。5月末に堀り上げた球茎を材料に用いた。6月12日,17g前後の球茎を選びデシケ-タ-内に入れた。この中にはあらかじめ1%の2硫化メチルが入れてあり、球茎が落下しないように金あみで区切った。処理は20℃で4時間と6時間行った。処理後、半分の球茎は直ちにガ-デンパンに植え付け、残り半分は30℃で15日も高温貯蔵を行った後植え付けられた。結果は貯蔵の有無にかかわらず4時間2硫化メチル処理で発芽が早まった。6時間処理では対照区と同じであり過剰処理と思われた。次にこれらの球茎を温室で栽培し開花テストを行った。開花テストは12月下旬で打ち切った。結果は4時間2硫化メチル処理で貯蔵の有無にかかわらず70%の開花が見られた。対照区は20〜30%と低かった。さらに2硫化メチル処理した球茎では1個の球茎より2本出穂するものが見られ30〜50%(第2花茎)の開花率となった。したがって第1花茎と第2花茎の切花本数を合せて対照区と比べると、4時間2硫花メチル処理区で6倍(無貯蔵区)となった。以上より2硫化メチル処理により著しい開花促進がみられた。つぎに処理によって呼吸量がどのように変化するか比較してみたところ、処理により対照区の3倍の量となり、このことが休眠打破と関連があるように思われた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 細木 高志: "揮発性イオウ化合物による休眠打破と開花促進" 植物の化学調節. 25. 199-202 (1990)

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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