1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02660218
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
金澤 昭夫 鹿児島大学, 水産学部, 教授 (70041697)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
越塩 俊介 鹿児島大学, 水産学部, 助手 (60186666)
手島 新一 鹿児島大学, 水産学部, 助教授 (70041704)
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Keywords | クルマエビ / 卵巣成熟 / 眼柄切除 / アサリエキス / ペプチド |
Research Abstract |
アサリ中にはクルマエビの卵巣成熟を促進する物質が含まれていることを見出し、その物質の分離を行った。 新鮮なアサリを分画し、タンパク質画分、エキス画分、脂質画分、中性脂質画分およびリン脂質画分を得た。これらの画分を、それぞれ添加した飼料を作成した。クルマエビは眼柄切除後、各飼料で一週間飼育したのち、解剖して卵巣を摘出し、Gonad Somatic Indexにより卵巣成熟度を測定した。 その結果、卵巣の成熟はエキス画分(メタノ-ルー水画分)で最も促進され、次いで脂質画分であった。エキス画分には、伯分子窒素化合物すなはち、アミノ酸および低分子ペプチッドを含んでいる。 次に、アサリのエキス画分をさらに分配し、クルマエビの卵巣に対する効果をしらべた。エキス成分をセファデックGー15カラムのゲル濾過法により分画をおこない、A画分、B画分およびC画分を得た。B画分はビュウレット反応により呈色し、分子量1500以下のペプチドを含んでいた。 これらの画分を添加した試験飼料で、上記同様の方法により飼育した結果、いずれのエキス画分にも卵巣成熟効果がみられたが、B画分により顕著な傾向を示した。B画分の加水分解前後のアミノ酸組成を比較すると、B画分に存在するペプチドの構成アミノ酸はタウリン、グリシン、アラニン、アルギニンであった。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 岡内 正典・周 文堅・御 婉〓・福所 邦彦・金沢 昭夫: "異なる増殖相におけるナンノクロロプシスの栄養価の相違" 日本水産学会誌. 56. 1293-1298 (1990)
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[Publications] S.Teshima,A.Kanazawa,H.Yamashita,S.Koshio: "Rearing of Larual Prawn with Brawn Fish Heal Based Diets" 日本水産学会誌. 57. 175 (1991)
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[Publications] S.Teshima,A.Kanazawa,S.Koshio: "Effect of Hethionineーenriched Plastein Supplemeted to SoybeanーProtein Based Diets on Common Carp and Tilapia" 2nd Asian Fisheries Forum. 279-282 (1990)
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[Publications] IーC.Liao,A.Kanazawa,HーS.Su,KーF.Liu,H.Kai: "Studies on Artificial Microbound Diets for Larual Grass Prawn" 2nd Asian Fisheries Forum. 337-340 (1990)
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[Publications] 金沢 昭夫: "ヒラメ養殖における栄養と飼料" 水産増殖. 38. 398-399 (1990)
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[Publications] A.Kanazawa: "Effect of Clan Diet on Ovary Maturation of P.japonicus" World Aquaculture 90,Abstracts. 7 (1990)
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[Publications] R.P.Wilson and A.Kanazawa: "Handbood of Nutrient Requirements of Finfish" CRC Press Inc., (1991)