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1991 Fiscal Year Annual Research Report

自脱コンバインの脱穀部における脱穀過程の解析に関する研究

Research Project

Project/Area Number 02660253
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

川村 恒夫  神戸大学, 農学部, 助教授 (50107984)

Keywords自脱コンバイン / 脱穀過程 / 脱穀力 / 抜歯の配列 / 抜歯の進み角 / 植え付けピッチ / 回転ピッチ
Research Abstract

自脱コンバインの脱穀部における脱穀作用のうちで,主として抜歯の脱穀作用を明らかにした。抜歯の脱穀作用は,抜歯の設置条(傾斜角,進み角,取付け角,植え付けピッチ,回転ピッチ)によって異なる事が明らかであるため,本年は特に抜歯の進み角を標準(=76.9°)と大きい場合(=83.4°),及び小さい場合(=70.8°)に分けて脱穀力を測定した。測定点は,実験用脱穀装置の駆動トルク及び回転数,脱穀力の測定用に設置した抜歯にかかる曲ゲモ-メント(2点)とねじりモ-メントである。実験には水稲(品種:金南風)を6〜8束まとめ,重量約1kgfの束にして脱穀装置に供給した。稲束は通過前後の重量と脱穀装置受網下と抜胴後部に排出された穂部の重量を測定し,脱穀率と累積脱穀率を求めた。
実験の結果から次のことが明らかになった。
1)稲束1回の通過において,脱穀力測定用の抜歯が6回打撃すること。
2)1回の打撃に要する時間は0.01秒から0.02秒で,実験区による変化はなかった。
3)進み角は大きくても小さくても脱穀力が標準の場合より小さくなる。
4)この時の脱穀率は,進み角を大きくすると高くなり,小さくすると減少した。
5)植え付けピッチをパラメ-タとした場合は,脱穀力測定用抜歯の前に抜歯を設置した場合,脱穀力測定用抜歯にかかる力は,通過回数分だけ経過したものとほぼ同じになった。
6)全体として,同時打込み型の抜歯よりも,時間的に進み又は遅れる関係にある抜歯の方が,脱穀力に与える影響は大きくなることが伴った。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 川村 恒夫: "自脱コンバイン脱穀部の脱穀過程の解析に関する研究" 第51回農業機械学会年次大会講演要旨. 139-140 (1992)

  • [Publications] 川村 恒夫: "自脱コンバインの脱穀過程の解析" 農業機械学会関西支部報. 72号. (1992)

  • [Publications] 川村 恒夫: "自脱コンバインの脱穀部における脱穀過程の解析" 農業機械学会誌.

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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