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1990 Fiscal Year Annual Research Report

住民のニ-ズに応える地域医療情報ネットワ-ク構築のための基礎調査

Research Project

Project/Area Number 02670239
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

吉永 文隆  広島大学, 医学部, 教授 (30093834)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水流 聡子  広島大学, 医学部, 助手 (80177328)
瀬尾 明彦  広島大学, 医学部, 助手 (80206606)
梯 正之  広島大学, 医学部, 助手 (80177344)
坪田 信孝  広島大学, 医学部, 助教授 (10136038)
Keywords地域医療情報ネットワ-クシステム / 意識調査 / 住民 / ネットワ-ク / ICカ-ド / 光カ-ド
Research Abstract

住民のニ-ズに応える地域医療情報ネットワ-ク構築のため、医療〈(1)医療全般(2)個人の医療情報管理のあり方(3)投薬・治療に関する医師とのコミュニケ-ション・情報提供〉、福祉〈(1)介護(2)ホ-ムヘルパ-(3)高齢者福祉(4)民間福祉〉、保健〈(1)健康維持増進のための行動(2)健康維持増進に関する情報(3)医療機関の機能への希望〉の3つの側面から予備的調査を実施した。対象は現在医療に何等かの関わりがある住民(患者・健診受診者・3歳児健診受診者の保護者・医療生協組合員)368名を選択し、調査票を医師・保健婦から直接配布し郵送返却とした。回収率は78.5%であった。
特に医療情報の管理のあり方および医師患者間の情報提供に関する住民意識について以下に示すような興味深い結果が得られた。1.個人健康情報の管理:(1)受診先での秘密保護への信頼あり(2)受診先の医師間の情報交換はみとめる2.医療サイドからの情報提供:(1)医師の説明には半数が不満あり(2)処方薬の説明があるのは半数(3)処方薬の疑問は医師・薬剤師・看護婦・受付事務の順に相談3.患者からの情報提供:(1)薬物アレルギ-の説明能力に不安あり(2)他医院での治療は簡単なことのみ説明可(3)複数受診状況の伝達はきかれたときのみが半数4.カ-ドシステム(1)導入賛成6割・反対1割・わからない3割(2)利点は半数以上の者が理解(3)問題点は、誤入力・カ-ド未保持受診の可能性・カ-ド取り違えの3点のみ半数が指摘(4)導入反対派はある程度医療に対する意見をもっている者で、秘密の漏洩に危惧を感じている。5.まとめ:患者医師間・医師医師間の情報流通促進は、患者にメリットを与えるものであると認める住民が多く存在し、その方法としてニュ-メディアを活用する場合、プライバシ-保護のための対策を十分に検討する必要のあることが示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 水流 聡子: "可搬型記憶メディアの地域医療への活用ーカ-ドシステムに関する住民の意識調査ー" 医療情報学.

URL: 

Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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