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1991 Fiscal Year Annual Research Report

MHCクラスII,III抗原を中心とした慢性関節リウマチの遺伝的背景についての研究

Research Project

Project/Area Number 02670268
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

竹内 二士夫  東京大学, 医学部・(病), 助手 (70154979)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 徳永 勝士  東京大学, 医学部・(病), 助手 (40163977)
中野 啓一郎  東京大学, 医学部・(病), 助手 (10090490)
松多 邦雄  東京大学, 医学部・(病), 講師 (80143436)
Keywords慢性関節リウマチ / HLAーDR / エピト-プ / 自己抗体 / 遺伝要因 / 補体第4成分 / EBウィルス / C4AQO
Research Abstract

慢性関節リウマチ(RA)は、原因不明の難治性自己免疫疾患であるが、その発症に遺伝因子の関与がある事が前年度の我々の研究結果からも推定されている。本年度の研究では、前年度の研究でリウマチの発症に関与していると推定されたHLAーDRβ1鎖上の配列QRRAAの病因的意義を検討するための一つとして、相同配列をもつ環境因子をシ-クエンスサ-チを行なって検討した。その結果EBウィルス(EBV)、アデノウィルスなどいくつかの候補が明らかになった。EBVは、従来より、RAの病因の一つとして推定されてきた因子であり、今回は、RA患者でのEBV抗体価とQRRAA配列の有無の関連を検討した。RA患者では抗VCA、抗EBNA抗原が高値であったが、QRRAAの有無とは関連がなく、抗EBV抗体は患者の臨床像との関連がなかった。この事はEBVの病因としての意義を支持する結果ではなかった。患者血清中には、DRβ1鎖のQRRAAを含む領域に対する抗体(IgG)があり、それについて検討した。抗体価はQRRAAを有する患者郡で高く、リウマチ因子とは関連しなかった。コントロ-ルとしたペプチドではQRRAA陽性RAで高値を示し、交差反応をすると考えられた。前年度からラビットに上記ペプチドを免疫した結果、抗体を得た。この抗体は、次年度の実験に用いる予定である。もう一つの遺伝因子と考えられるC4AQOの解析のため、以降本年度も、前年度に引き続き、患者のスクリ-ニングを行ない、C4AQOのホモの患者を検索した。SLE患者、PSS患者でもC4AQOの増加がみられるため、この患者郡についても検索をすすめらたが、ホモの患者は認められなかった。一部のタイプ済の患者について電気泳動でC4遺伝子のRFLPを検討したが、白人型の欠損タイプは日本人にはみつからなかった。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] Takeuchi Fujio: "Correlation between an Amino acid sequerce of HLAーDRB and the environmental antigen in Japanese rheumatoid arthritis" Jpn.J.of Rheumotology. 4. (1992)

  • [Publications] 竹内 二士夫: "RAの遺伝要因" 医学のあゆみ. 161. (1992)

  • [Publications] 竹内 二士夫: "慢性関節リウマチとHLAーDRβ1鎖上のアミノ酸配列" 医学のあゆみ. 161. (1992)

  • [Publications] 竹内 二士夫: "慢性関節リウマチとHLA" リウマチ講座. (1992)

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Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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