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1990 Fiscal Year Annual Research Report

初期分裂病の診基準についての臨床的研究ー「初期分裂病診断面接質問票」の作成

Research Project

Project/Area Number 02670526
Research InstitutionTokyo Institute of Psychiatry

Principal Investigator

中安 信夫  東京都精神医学総合研究所, 社会精神医学部門・副参事, 研究員 (70126134)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加藤 雅人  群馬大学医学部附属病院, 精神神経科, 医員
飯島 幸生  群馬大学医学部附属病院, 精神神経科, 医員
天谷 太郎  群馬大学医学部附属病院, 精神神経科, 医員
三宅 由子  東京都精神医学総合研究所, 社会精神医学部門・主事, 研究員 (60157617)
Keywords精神分裂病 / 初期症状 / 初期分裂病 / 診断基準
Research Abstract

本年度は(1)初期分裂病診断研究用症状チェックシ-ト、(2)病歴デ-タシ-ト、ならびにそのための(3)面接マニュアルを作成した。実際症例に対する調査(予備的および本研究)は次年度へ繰り越された。
1.初期分裂病診断研究用症状チェックシ-ト
(1)その有無をチェックすべき症状が選定された。選定基準は、研究代表者である中安の従来研究および欧米の先行研究に基づいて、初期分裂病に特異的でかつ原発的と見なされる15項目の体験である。それらは、(1)自生思考と自生内言、(2)自生記憶想起、(3)自生空想表象(白昼夢)、(4)自生単純視覚表象、(5)自生音楽表象、(6)視覚性気付き亢進、(7)聴覚性気付き亢進、(8)身体感覚性気付き亢進、(9)視覚の強度増大ないし質的変容、(10)聴覚の強度増大ないし質的変容、(11)味・嗅・触覚の強度増大ないし質的変容、(12)まなざし意識性、(13)空白発作、(14)至福・恍惚感、(15)緊迫困惑気分、である。
(2)評価は3段階(0,1,2)とし、1ないし2の場合にはその内容を具体的に記入し、かつ初発時期と頻度を記載することにした。
2.病歴デ-タシ-ト
対象症例全例に対する必須記載9項目と、上記症状が1項目でも認められた症例に対する追加記載16項目を選定した。
3.面接マニュアル
評価者間の信頼性を高める一助として、チェックすべき15項目の症状の各々について、(1)定義、(2)具体例、(3)問い方、(4)評点基準を定めたマニュアルを作成した。

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Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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