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1990 Fiscal Year Annual Research Report

DNA量およびmRNA発現検索による食道癌転移の研究

Research Project

Project/Area Number 02670533
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

実方 一典  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (50215878)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 志賀 清人  東北大学, 医学部, 助手 (10187338)
赤石 隆  東北大学, 医学部, 助手 (40200331)
平山 克  東北大学, 医学部附属病院, 講師 (20181191)
西平 哲郎  東北大学, 医学部, 講師 (50101142)
Keywords食道癌 / 核DNA量 / 顕微測光法 / フロ-サイトメトリ- / cーmyc / ノザ-ン法 / インサイトハイブリダイゼ-ション
Research Abstract

I.食道癌の主病巣と転移リンパ節の癌細胞DNA量の測定
手術時の新鮮材料を用い,まずスタンプ標本を作成した。次に細切,酵素処理によって単離細胞浮遊液を作成し,オ-トスメアにて塗沫標本とし,両者をDAPIにて染色,顕微測光法にてDNA量を測定した。また,同浮遊液をPIにて染色し,フロ-サイトメトリ-にてDNA量を測定した。さらに新鮮材料だけでなく,同一症例のパラフィン包埋ブロックより標本を切り出し,脱パラを行ない癌巣を細切し,酵素処理の後、染色,顕微測光法,フロ-サイトメトリ-の両者にてDNA量を測定した。以上より,新鮮材料,パラフィン包埋ブロックともに同一症例ではDNAパタ-ンは同様の傾向を示した。しかしパラフィン包埋ブロックから得られる細胞数が少ない事が多く,酵素処理法の変更が必要と考えられた。測定には2つの方法を用いたが,DNAパタ-ンは同様のパタ-ンであった。
主病巣とリンパ節転移巣との比較は,再発巣,癌死例の剖検標本も加えて検討したが,主病巣よりも転移巣でアニュ-プロイディを示す傾向があった。転移巣の特性であるか,癌そのもののヘテロジェナイティによるものかは,不明であった。今後,同一症例で数ヶ所の標本を作成し検討したい。
II.食道癌の主病巣及び転移リンパ節の癌遺伝子mRNAの発現
細胞の増殖や分化に関与するとされるcーmycの発現を食道癌においてノザ-ン法,インサイトハイブリダイゼ-ション法にて測定した。両者で,cーmyc発現の高い例は臨床的に高度進行例であったが、核異型度,リンパ節転移,脈管侵襲とcーmyc発現量とは必ずしも一致しなかった。

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Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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