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1990 Fiscal Year Annual Research Report

硬変肝の肝切除後の肝再生における役割

Research Project

Project/Area Number 02670594
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

森田 建  日本大学, 医学部, 教授 (50058814)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 栗藤 克己  日本大学, 医学部, 助手
増田 勝彦  日本大学, 医学部, 助手
三宅 洋  日本大学, 医学部, 助手
大野 誠  日本大学, 医学部, 助手
Keywords肝再生 / E、G、F / EGF receptor
Research Abstract

1)ラットにおける実験成績
実験的に正常嘉肝ラットおよび四塩化炭素誘発による実験的肝硬変ラットを対象とし、肝切除を施行、経時的に残存肝のEGFーreceptor数を定量した。さらに正常肝ラット、肝硬変ラットにおいてEGFを500、750、1000μg/kgを肝切直後に投与し術後24時間、240時間でのEGFーreceptor動態、肝再生率を非投与群し比較検討した。結果は(1)硬変肝のEGF結合含量は正常肝の65%であった。(2)肝切除後残存肝組織のEGF結合量は、両群共に肝切除後24特時間まで経時的に減少し、以後増加傾向を示した。(3)EGF750μg/kg投与すると正常肝群、肝硬変群ともに、EGF結合量の一層の減少、肝再生率の増加を示した。すなわちラットでは正常肝、肝硬変ともに肝切除後の再発をEGF750μg/kg投与することで促進されることが推定された。
2)臨床例における研究成績
臨床的にヒト肝切除術と非肝切除術と対照として末梢血、門脈血のEGF動態を手術後1週間に渡って測定した。さらに肝切除症例群を切除範囲で分類し比較検討した。結果は(1)術後1週間における門脈血・末梢血のEGF動態は肝切除群、非肝切除群両者とも門脈血値が末梢血値より高く、肝切除群は対照群より高値で術後第二病日に最高値となり以後漸減した。(2)肝切除群における切除範囲検討で切除範囲に応じて変化していた。すなわち切除範囲の大きいものほど門脈血、末梢血のEGF濃度は高値であった。さらに門脈血、末梢血値濃度較差で検討すると切除範囲に応じてその較差も大きい傾向を示した。以上除後に門脈血中EGF濃度の上昇が明らかとなった。この上昇機序の解明のため肝切除後の血中エンドキシン、ILーI、TNF等について分析検討中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 栗藤 克己: "The Kinetics of Epideermal growth factor (EGF) receptor after hepatectomy and effect of exogenous EGF in rats" The Nihon Vniversity Journal of Medicine. 33. 1-13 (1991)

URL: 

Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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