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1991 Fiscal Year Annual Research Report

悪性グリオ-マ浸潤能の定量化とその臨床応用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 02670623
Research InstitutionUniversity of Tokyo

Principal Investigator

長島 正  東京大学, 医学部(病), 助手 (70217991)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西川 亮  東京大学, 医学部(病), 助手 (90237678)
松谷 雅生  東京大学, 医学部(病), 助教授 (90010454)
高倉 公朋  東京大学, 医学部(病), 教授 (90109984)
Keywords回転培養 / Nーカドヘリン / mーRNA / ラットグリオ-マ細胞株
Research Abstract

腫瘍の浸潤は種々の形質の複合と考えられるが,細胞の腫瘍組織からの離脱が最初のステップとして重要である。特にこの点に注目した我々の研究成果を報告する。
1)In vitro assay法:3種のラットグリオ-マ細胞株(9L,C6,RG12)を用いた。100ccスピナ-フラスコに2×10^7個の単離細胞を播き,30分間回転培養を行った後,aggregationした細胞の全細胞に対する割合を百分率で求めた。この結果9L,C6,RG12それぞれの値は4.1±3.5,4.7±2.6,15.7±4.2でRG12が他の細胞株に比べ接着が高いことがわかった。
2)NーカドヘリンmーRNAの発現:神経系細胞の接着に重要な役割りを果しているCa^<++>衣存性接着分子Nーカドヘリンの発現と細胞の腫瘍組織からの離脱との間に関連があるという仮設を立てmーRNAレベルでのNーカドヘリンの発現をみた.Rat脳より抽出したRNAよりPCRを用いてNーカドヘリンのProbeを作成した。このProbeを用いて19L,C6,RG12のmーRNAに対してNorthernblotを行った。その結果、RG12にNーカドヘリンmーRNAの発現が高く,9L,C6では低かった。この結果はin uitro assayの結果とよく一致するものであったが,9L,C6の間にもmーRNAの発現に差がみられC6で特に低かった。このことはNーカドヘリンがグリオ-マ細胞の浸潤の第1段階と考えられる細胞離脱に関与していること,またカドヘリン以外にも細胞分離に関与する要素のあることを示すものであった。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 長島 正他: "転移性脳腫瘍" 診断と治療. 78. 2002-2006 (1990)

  • [Publications] 長島 正他: "脳腫瘍テント上腫瘍" Clinical Neuroscience. 8. 983-986 (1990)

  • [Publications] 長島 正他: "松果体の癌" 代謝. 27. 381-386 (1990)

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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