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1990 Fiscal Year Annual Research Report

固相上の免疫反応を応用した術中神経断端評価法の開発

Research Project

Project/Area Number 02670648
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

落合 直之  東京大学, 医学部・整形外科, 講師 (30134563)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中川 種史  東京大学, 医学部・整形外科, 助手
長野 昭  東京大学, 医学部・整形外科, 助教授 (30111537)
KeywordsNF(ニュ-ロフィメント) / 金コロイド / 神経断端
Research Abstract

本研究は合成膜上にスポットした神経断端の評価を抗ニュ-ロフィラメント(NF)単クロ-ン抗体で感作した金コロイド液を用いて、手術室で簡便かつ迅速に行なう方法を開発することを目的としているが本年に行なった研究成果は以下のとおりである
1)使用する膜面の決定;本方法に使用する膜面の候補としては、ニトロセルロ-ス、ナイロン、セルロ-スアセテ-トなどがある。蛋白質を吸着するという点では、ニトロセルロ-ス、ナイロンの2者が考えられるが、迅速に反応を行なうためには、膜面のブロッキングの操作を省略する必要がある。この点で実験を行なったところ、セルロ-スアセテ-トがほぼ希望の性質を示した。膜の孔径は0.45μmまたは0.8μmが適当であった。
2)使用する抗体および濃度の決定;抗NF単クロ-ン抗体は市販品で多くの製品が発売されているが、Labs ystem社製の抗体が力価が強く、本方法の目的に良好であった。濃度について検討を行なったが、1000倍希釈程度で反応は良好であった。
3)保護コロイド;保護コロイドとしては仔牛血清アルブミンを用いたが、その濃度としては0.1%が、非待異反応を制限してかつスポットを染色する濃度として適当であった。
4)実際の検査手法;反応は膜面を反応液中に浸しておくだけでもやや時間をかければ行なうことが可能であるが、反応液を膜面を通して吸引することでさらに迅速に反応を行なうことが出来る。このための器具を検討した。
以上の研究はおもに兎の末梢神経および人の手術標本を用いて行なった。

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications

  • [Publications] 中川 種史 他: "簡便な術中神経断端評価法の開発の試み" 日本手の外科学会雑誌.

URL: 

Published: 1993-08-10   Modified: 2016-04-21  

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