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1990 Fiscal Year Annual Research Report

末梢神経再生における運動神経と知覚神経の終末効果器官への選択的誘導の研究

Research Project

Project/Area Number 02670650
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

柴田 実  新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (50196432)

Keywords末梢神経 / 知覚神経 / 運動神経 / ニュ-ロトロピズム / 再生 / 選択的誘導
Research Abstract

1.研究目的:断裂した神経の断端間にtubeで維持した適当なギャップをおきneurotropismによる運動、知覚神経の選択的再生が起こりうる条件を与えた方法と、神経断端同士を密着させる従来の修復法とを機能的、組織的に比較検討し、neurotropismを利用した新しい末梢神経修復法の臨床応用の可能性を検索することにある。
2.方法:ニュ-ジ-ランドホワイト種の兎40羽(平均体重3.45Kg)を4群に分けて実験を行った。右側上腕において橈骨神経が運動枝と知覚枝に分岐、併走している部分を約2cm剥離して以下の操作を加えた。反対側はcontrolとして剥離操作のみ行った。Group A(n=10):運動枝と知覚枝をともに同じレベルで横切した後、神経に回旋を加えず5mm長のcollagen tube(Koken製)をかぶせて神経断端を接合固定した。Group B(n=10):神経横切部で近位断端と遠位断端で運動枝と知覚枝の位置が反対になるように接合固定した。Group C(n=10):10mmのcollagen tubeを用い、神経断端間に5mmのギャップをつける以外Group Aと同様。Group D(n=10):10mmのcollagen tubeを用い、神経断端間に5mmのギャップをつける以外Group Bと同様。術後24週間の後に成績評価を行う予定である。
以上の方法に従って予定の40羽のモデル作成を終了し、評価予定時期を待っている。その間評価方法の実施訓練中である。現時点で全羽順調な術後経過をたどっており、予定通り本年中に評価終了の予定である。機能的(神経伝導速度測定、神経電位活動曲線下面積、総指伸筋収縮力測定、湿重量測定)組織学的評価(再生有髄神経数を評価する予定)に向けて準備中である。

URL: 

Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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