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1990 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト泌尿生殖器におけるNAGアイザイムの基礎的検討

Research Project

Project/Area Number 02670717
Research InstitutionSaitama Medical University

Principal Investigator

吉田 謙一郎  埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (00134685)

KeywordsNAG / ヒト腎 / 精製 / 酵素学的特性 / 糖鎖構造
Research Abstract

ヒト腎におけるNAG Aの精製を行い、その酵素学的特性の検討を行った。組織はヒト腎癌手術時にその正常部より得た。ホモゲネ-トを150mMのNaClを含むpH7.4のトリス塩酸緩衝液にて、ultradisperserにて作成した後、超遠心にて可溶化分画を得、これより精製を行った。カラムクロマトグラフィ-としてSephacryl Sー400,Sー200を用い、硫安にて塩析した後、HPLCイオン交換クロマトグラフィ-にて純化を進め、CBB染色にて単一蛋白にまで精製した。最終時における精製度は270倍であった。分子量は140kDa、subunitはおよそ30kDaと60kDaであった。人工基質はMCPーNAGに対するKm値は0.177×10^<-3>Mであり、Vmaxは36.06U/mg蛋白であった。至適pHは5.4であり、50℃加熱により急速な活性低下がみられた。金属イオンによる影響をみると5mMのBa^<2+>により46%の活性低下がみられたが、他の金属イオンに対しては安定であった。NAGのアスパラギン結合糖鎖についてConAおよびWGAを用いて検討した。ConA結合しない糖鎖である多枝複合型およびbisectingNーacetylglucosamine(GlcNAc)を有する複合型は少なく5.2%を占めただけであり、ConAに弱結合を示す複合型糖鎖はわずかに1.2%であった。これに対しConAに強結合し、かつWGAに結合しない糖鎖である高マンノ-ス型とコアよりの最内側のGlcNAcにフコ-スを有する混成型糖鎖は計79.2%を占めた。また混成型であるがコアよりの最内側にフコ-スを持たない糖鎖は14.0%であった。またノイラミニデ-ス処理によってもHPLCイオン交較クロマトグラフィ-上の溶出パタ-ンは変化セず、NAG Aにおいてはシアル酸含量は少ないものと考えられた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 吉田 謙一郎: "ヒト賢由来NAGの精製およびその酵素学的特性の検討" 日本泌尿器科学会誌.

URL: 

Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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