1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02670935
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
飯塚 哲夫 愛知学院大学, 歯学部・矯正学教室, 教授 (30064778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 晃弘 愛知学院大学, 歯学部・矯正学教室, 助手 (30211634)
谷田 耕造 愛知学院大学, 歯学部・矯正学教室, 助手 (40211370)
永原 邦茂 愛知学院大学, 歯学部・矯正学教室, 講師 (90175513)
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Keywords | 乳歯反対咬合 / 自然治癒 / 経年歯列石膏模型 / 三次元計測 / 経年セファログラム / 多変量解析 |
Research Abstract |
平成2年度の研究計画・方法として 1.現有する筋電図及び顎運動描記装置を同時に使用できる方法を確立することであり、ほぼシステムの完成が間近となっている。 2.上記の方法によって、乳歯反対咬合者の経年的なデ-タ-の収集を行うことは、平成3年度より行うこととなる。 3.愛知学院大学歯学部矯正歯科において経年的観察を続けてきた乳歯反対咬合者200名の歯列石膏模型・セファログラムを資料として、初診時及び経年的変化のデ-タを得た。歯列石膏模型についてはすでに報告したが、セファログラムについては、『側方頭部エックス線規格写真による乳歯反対咬合者の顎態の変化に関する研究』と題して投稿予定である。この中で、自然治癒の変化として(1)上下顎関係の良好になったものと、(2)下顎骨の後下方回転したもの、(3)上下顎乳中切歯歯軸傾斜が変化したものの3パタ-ンがあり、これらが複合して自然治癒にかかわっていた。しかし、初診時の特徴としては歯列石膏模型より得られたデ-タ-ほど明確な差は認められなかった。僅かに認められたものとして(1)上顎骨後方部の発育が自然治癒しないものほど大きいこと、(2)自然治癒するものは下顎骨が後方に回転していた。 今後は、機能面のデ-タ-を追加して初診時に自然治癒の予測をする計画である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 永原 邦茂: "経年歯列石膏模型による乳歯反対咬合者の咬合の推移に関する研究" 日本矯正歯科学会雑誌. 48. 275-303 (1989)
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[Publications] 永原 邦茂,飯塚 哲夫,他: "側方頭部エックス線規格写真による乳歯反対咬合者の顎態の変化に関する研究"