1990 Fiscal Year Annual Research Report
ゴルジ装置に局在するプロアルブミンの変換酵素について
Project/Area Number |
02671044
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
織田 公光 福岡大学, 医学部・生化学第2講座, 助教授 (10122681)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 俊幸 福岡大学, 医学部・生化学第2講座, 助手 (80190099)
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Keywords | プロアルブミン / 限定加水分解 / 部位特異的突然変異 / α_1ープロテア-ゼインヒビタ- / トランスフェクション / プロセシング / ゴルジ装置 |
Research Abstract |
1)プロアルブミンのプロペプチドに対する抗体を調製し、その性格付けを行った(論文1)。 プロペプチドに対する抗体は成熟型である血清アルブミンとは全く反応せず、プロアルブミンに特異的であることを明らかにした。また、本抗体を用いたイムノアフィニティ-クロマトグラフィ-によりプロアルブミンを簡便に精製する方法を報告した。さらに、ラット肝細胞を用いてのアルブミンの生合成とそのプロセシングに本抗体が有用であることを示した。 2)ラット肝のcDNAライブラリ-よりα_1ープロテア-ゼインヒビタ-(α_1ーPI)のクロ-ニングを行ってその全アミノ酸配列を明らかにし,さらにCOSー1細胞にトランスフェクトすることによりその発現を確認した(論文2)。 3)上述したα_1ーPIの352番目のメチオニンを部分特異的突然変異法によりアルギニンに変換し(Var M→A)、COSー1細胞で発現させた.またVarM→Aとプロアルブミンの遺伝子をCOSー1細胞にトランスフェクトすることにより、Var(M→A)がプロアルブミンのプロセシングを著明に阻害すること、一方α_1ーPI自身はプロセシングに何ら影響しないことを報告した(論文3)。 4)プロアルブミンの切断部位の配列はArgーArg〓Gluからなっているが、グルタミン酸残基を部位特異的突然変異法を用いて他のアミノ酸に変換し、プロセシングへの影響を検討したところ、疎水性のアノミ酸に置換するとプロセシングが著明に阻害されることを見い出した(論文4)。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] K.Oda,T.Fujiwara,S.Ogata and Y.Ikehara: "Production of propeptideーdirected antibody:Its application to the purification of proalbumin and analysis of proalbumin processing" Journal of Biochemistry. 108. 549-553 (1990)
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[Publications] Y.Misumi,M.Soda,K.Ohkubo,N.Takami,K.Oda and Y.Ikehara: "Molecular cloning and sequencing of the cDNA of rat alpha_1ーprotease inhibitor and its expression in COSー1 cells" Journal of Biochemistry. 108. 230-234 (1990)
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[Publications] Y.Misumi,K.Ohkubo,M.Sohda,N.Takami,K.Oda and Y.Ikehara: "Intracellular processing of complement proーC3 and proalbumin is inhibited by rat alpha_1ーprotease inhibitor variant(Met352→Arg)in transfected cells" Biochemical and Biophysical Research Communications. 171. 236-242 (1990)
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[Publications] K.Oda,Y.Misumi,M.Sohda,N.Takami,Y.Sakaki and Y.Ikehara: "Selective processing of proalbumin determined by siteーspecific mutagenesis" Biochemical and Biophysical Research Communications. (1991)