1990 Fiscal Year Annual Research Report
プロモ-タ-領域を用いたアルカリフォスファタ-ゼ遺伝子発現誘導の解析
Project/Area Number |
02671123
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐藤 典治 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (90162461)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅野 茂隆 東京大学, 医科学研究所, 教授 (50134614)
谷 憲三郎 東京大学, 医科学研究所, 講師 (00183864)
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Keywords | アルカリフォスファタ-ゼ / プロモ-タ- / 発現誘導 |
Research Abstract |
アルカリフォスファタ-ゼ遺伝子の発現誘導を解析するために、以下の実験を行った。 1。肝腎骨型アルカリフォスファタ-ゼ(L/K/B ALP)のcDNAクロ-ンpS3ー1のEcoRI Apal I断片をプロ-ブとして、ヒトSharon 4A genomic libraryのスリ-ニングを行い、約30個の陽性クロ-ンを得た。 2。次に、発表されている肝腎骨型アルカリフォスファタ-ゼのプロモ-タ-領域の塩基配列にもとずいて、その上流領域に相当するものと下流領域に相当するものの2種類の合成プロ-ブを作成した。 3。2で合成した2種類のプロ-ブを用いて陽性クロ-ンのスクリ-ニングを行いプロモ-タ-領域を含むクロ-ンを特定した。 4。この陽性クロ-ン(38C6)をM13mp18にクロ-ニングし塩基配列を決定した。この結果このクロ-ンはハリスらが発表したプロモ-タ-領域の塩基配列と一致することが確認された。 現在このDNA断片(2.5kb)を更にプロモ-タ-領域のみをふくむDNA断片(0.7kb)として単離することを試みている。こののち、CAT遺伝子の上流に入れて、プロモ-タ-の活性調節の機構並びに活性調節因子を解析する予定である。
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