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1991 Fiscal Year Annual Research Report

動物実験に用いられるイヌに代わる代替動物候補としての大型ウサギに関する研究

Research Project

Project/Area Number 02680036
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

松田 幸久  秋田大学, 医学部, 助教授 (50157327)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 信永 利馬  東北大学, 医学部, 教授 (90004754)
増田 弘毅  秋田大学, 医学部, 教授 (60103462)
Keywords大型ウサギ / 実験動物 / 動物実験 / 代替動物
Research Abstract

仙北地方には秋田改良種と称する大型ウサギがおよそ300頭ほど飼育されているが、そのうち8.0Kgを越えるウサギは9〜13月令の雄4頭、雌13頭、18〜22カ月令の雄9頭、雌27頭であり、合計で50頭ほどであった。また、雄に比べ雌に大型の多いことが判明した。
生後12カ月令の大型ウサギ雄11頭、雌18頭を施設に導入し、検査した。体重は雄で6.38±0.88Kg、雌で6.69±0.52Kgであり、臓器重量では心臓が雄で16.96±2.42g、雌で17.03±3.56Kgであり、その他の臓器重量も「実験動物の生物学的特性デ-タ」(田嶋嘉雄監修、ソフトサイエンス社発行)に記載されている同月令の日本白色種に比べ、2〜3倍の大きさであった。血液性状としては赤血球数、ヘマトクリット値および血清総蛋白は一般の日本白色種と相違を認めなかったが、白血球数が低いことが判明した。
生後2か月令のウサギ各10頭(雄5頭、雌5頭)を施設および農家にて60*50*40cmの大きさのケ-ジで飼育し、成長曲線を調べている。施設に収容しているウサギには一日に200gの固型飼料(船橋農場製RMー4)を給餌し、また農家に収容しているウサギには同一の飼料を2カ月令では400g、その後1か月令増す毎に50gづつ増加して給餌している。施設で飼育しているウサギは6か月令で、体重が雄で4.12±0.32Kg、雌で3.73±0.46Kgとなっており、一般の日本白色種より成長が早く大型であることが証明された。一方農家で飼育されたウサギは施設で飼育されたウサギよりさらに大型となり、6か月令で雄4.75±0.33Kg、雌で4.82±0.47Kgであった。
また、農家で飼育しているウサギのうち雌雄各1頭が死亡したが、剖検および培養の結果パスツレラムルトシダによる肺炎であることが判明した。

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Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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