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1990 Fiscal Year Annual Research Report

非イオン界面活性剤の土壌環境中での消失に関する研究

Research Project

Project/Area Number 02680079
Research InstitutionAoyama Gakuin Women's Junior College

Principal Investigator

阿部 幸子  青山学院女子短期大学, 家政学科, 教授 (80084226)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小林 泰子  青山学院女子短期大学, 家政学科, 非常勤講師
Keywords非イオン界面活性剤 / 粘土への吸着 / 生分解
Research Abstract

前年度に引き続き、ポリオキシエチレンアルキルエ-テル(AE)の粘土への吸着特性につき検討した。共栓三角フラスコに、所定濃度のAE水溶液100mlと0.2gの粘土を入れ、インキュベ-タ-中で25℃では48時間接触させて平衡吸着させた。遠心分離後、上澄み液の活性剤をTOC測定及びHPLCにより定量し、吸着量を求めた。25℃におけるC_<12>EO_8のセリサイトへの吸着等温線は、低濃度でLangmuir型の吸着を示し、CMC付近までは濃度の増加にしたがい数段の吸着量の増加がみられ、明らかに多分子層吸着が起こっていることが推定できた。C_<12>EOの混合系の吸着等温線は複雑であり、この結果の解析については次年度に継続して行う。
次に、AE単独、およびAEを配合した市販液体洗剤の生分解挙動を調べるためにリバ-・ダイアウェイ・テストを行った。市販洗剤としては毛・絹用、木綿用液体洗剤をそれぞれ3種選び、多摩川の河川水1lに活性剤が20mlになるように加え、20℃のインキュ-ベ-タ-中に静置した。一定時間毎に試料の一部を採取し、FRAS、TOCおよびHPLCによる測定をした。TOCにより全消失過程を調べた結果では、AEのみを含む洗剤2種は類似した分解挙動をとるが、対照として用いたC_<12>EO_7とは異なり、数回の誘導期を示した。これは洗剤に配合されているAEは単品ではなく、アルキル鎖長やEO付加モル数に分布があリ、2種の洗剤でこの分布が異なるためである。他の4種の洗剤のAEにも同様のことが考えられるが、LASやAESが含まれているため、生分解挙動は複雑となる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 小林 泰子,阿部 幸子: "非イオン界面活性剤を配合した市販液体洗剤の生分解性" 青山学院女子短期大学 紀要. 44. 95-104 (1990)

URL: 

Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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