1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02680121
|
Research Institution | Women's Junior College of Nippon Sport and Science University |
Principal Investigator |
上野 純子 日本体育大学女子短期大学, 体育科, 講師 (70099307)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
正木 健雄 日本体育大学, 体育学部, 教授 (00084426)
|
Keywords | スポ-ツ種目 / 視機能 / 屈折異常 / 立体視機能 / 視力 |
Research Abstract |
スポ-ツ種目が視機能に及ぼす影響を分析するために、本年度は大学の運動部員を対象に視機能(視力、屈折異常、立体視機能)調査を実施した。平成2年10月から3年3月末日までに調査を実施した運動部は以下の19部(約700名)である。 剣道 柔道 相撲 レスリング 体操競技 トランポリン ア-チェリ- バスケットボ-ル バレ-ボ-ル アメリカンフットボ-ル ハンドボ-ル 野球 卓球 ソフトボ-ル テニス バドミントン 陸上 フェンシング 水泳 更に、コントロ-ル群として、小学生(1年〜6年)120名,中学生(3年生)100名についても調査を実施した。 現在迄に明らかになった点は以下の通りである。 1.相撲、レスリング、柔道、剣道などの格技を長年経験している選手は、屈折異常のものが多い。 2.野球、ソフトボ-ル・アメリカンフットボ-ル、バスケットボ-ルの選手は、格技の選手と比較して屈折異常は少ない傾向にある。 3.トランポリン、体操競技などの個人種目の選手も屈折異常のものが多い傾向にある。 4.剣算、フェンシングのようにプレ-中にマスクを使用する種目の選手は、球技種目の選手より立体視機能が劣る傾向にある。 以上、19の運動部の調査から上記の傾向が窺えたが、サッカ-、ラグビ-、ゴルフ等の運動部については、本年4月に実施予定である。更に、コントロ-ル群として高校生、及び、大学生の非運動部についても継続して調査を行う予定である。上記のなかから典型的な運動部を選び、調査を継続する。
|