1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02680183
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高橋 修 京都大学, 工学部, 助手 (40127098)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 益近 京都大学, 工学部, 技官
河原 全作 京都大学, 工学部, 助手 (10201451)
芹澤 昭示 京都大学, 工学部, 助教授 (10027146)
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Keywords | 加速器 / 陽子 / 沸騰気泡 / 可視化 |
Research Abstract |
京都大学理学部のタンデム型加速器を用いて高エネルギ陽子を気泡に照射し、液相と気相による陽子エネルギの吸収率の差を利用して気泡検出を行なう。本年度は以下の事を行った。 1.気泡検出は気泡運動が高速度であるために位置検出器からのデ-タを高速でしかも多量に処理するプログラムが必要であり,このプログラムを開発した。 2.京都大学工学部原子核工学教室の加速器を使って3MeV陽子で実際に使用する薄膜(カプトン)の透過度およびX線フィルムの感光度特性を調べた。 3.京都大学理学部加速器を使って14MeV陽子を金箔に衝突させ,散乱ビ-ムが気相および液相によって位置検出器信号に違いが検出可能である事が解った。しかし気泡可視化において鮮明な像を得るためには陽子個数が少ないので今後陽子個数を増すため改良が必要である。その一つとして加速器側圧力(10^<ー7>Torr)と試験部側圧力(大気圧)を隔離している膜(ハ-バ-膜)の厚みが重要である事が解った。
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