1990 Fiscal Year Annual Research Report
キャンパスにおける外国人留学生サポ-トネットワ-ク・システムの形成ーエンカウンタ-グル-プによるフィ-ルドリサ-チー
Project/Area Number |
02801019
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
村山 正治 九州大学, 教育学部, 教授 (80038439)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白土 悟 九州大学, 留学生教育センター, 講師 (60154374)
高松 里 九州大学, 留学生教育センター, 講師 (50226916)
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Keywords | エンカウンタ-グル-プ / サポ-トネットワ-クシステム / 外国人留学生 / フィ-ルドリサ-チ |
Research Abstract |
設備備品費として申請していたコンピュ-タ-セット(本体、プリンタ-、モデム等)は購入済みであり、設置も完了している。統計計算やデ-タベ-スの処理プログラムの整備もほぼ終了した。 研究で用いられる質問紙は現在作成中である。日本語版を基本とする予定であるが、必要に応じて英語版などの開発も行われる予定である。 実施予定のプログラム(エンカウンタ-グル-プ)については、対象が外国人で、しかも国籍が複数になることから、言語的・文化的な相違が大きく、お互いのコミュニケ-ションは相当困難になることが予測される。また、日本でこのようなプログラムが実施されたことは今までになく、どのような展開になるかの報告は全くない。そのため、本プログラムの早急な実施のためには予備的な研究が必要と判断し、初年度(平成2年度)としては実施のためのベ-ス作りを行うことになった。 具体的には、留学生に対して個人面接を行い、彼らの持つ問題の調査を行いつつあり、その中でコミュニケ-ションにとって何が問題となるかについての、予備的な考察を行なわれている。また、週1回のペ-スで自由に集まり、留学生と日本人学生の交流を行うプログラムが昨年の6月から実施されている。これらの結果をもとにして、来年度は「エンカウンタ-グル-プ」を実施する予定である。 留学生からも、日本人学生との交流プログラムを望む声が出ており、それらの学生と共に、プログラムの実施計画を作成している段階である。
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