1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02805040
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
中川 正雄 慶應義塾大学, 理工学部・電気工学科, 教授 (30051882)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
広田 修 玉川大学, 工学部・情報通信工学科, 教授 (40114889)
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Keywords | 光通信 / 量子状態制御 / 縮退パラメトリック増幅器 / スクィグド状態 |
Research Abstract |
本年度の研究では量子状態制御通信における以下の有効な結果が得られた。 1.量子状態制御をおこなうデバイスとなる縮退パラメトリック増幅器の特性を明かにし、スクィズド光生成時の物理パラメ-タとの関係を明かにした。 2.同様に光双安定を用いて量子状態制御をおこなった場合に、広帯域にわたって量子雑音を制御するための条件を明かにした。 3.量子状態制御通信において符号化の技術を用いることにより、通信路の損失によって失われる優れた特性を回復できることを確認した。 4.量子状態制御光(スクィズド光)が通信路で損失を受けた場合の光子統計分布を明かにし、従来考えられていた現象とは異なる特性を示すことが明らかになった。 5.前年度提案した受信側量子状態制御通信において光子計数受信機、量子最適受信機に対する誤り率を導出し、その結果、受信側量子状態制御通信の限界特性を明かにした。 以上、将来の量子状態制御通信実現に対する研究において貴重な結果を得た。
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[Publications] 児矢野 英典: "量子通信用縮退パラメトリック増幅器のスクィジング特性の解析" 電子情報通信学会論文誌. Vol.74,No.6. 475-484 (1991)
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[Publications] C,Bendjaballah: "Lecture Nate in Physics.378 Quantum Aspects of Optical Communications" SpringerーVerlag, 385 (1991)