1990 Fiscal Year Annual Research Report
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02805049
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| Research Institution | Hosei University |
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Principal Investigator |
渡邊 嘉二郎 法政大学, 工学部, 教授 (30061229)
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| Keywords | 微小重力 / 宇宙ステ-ション / 理想気体の法則 / 液料計測 / 空気圧方式 / 液体挙動 |
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| Research Abstract |
この研究は無重力,あるいは微小重力下にある密閉タンク内の残留液料を精度良く計測する方式を確立することを目的としている。原理はタンク内の気体に理想気体の法則を適用する.テスト信号としタンクの容積を微小に変化させ,それに伴う圧力変化を計測しその大きさから,タンク内の気体体積を計算するのである.
平成2年度の計画では,次のような課題を検討することであった.
[課題1]理論的に微小重力,無重力密閉タンク内で液体,気体がどのような挙動をするか検討する.
[課題2]2次元に限定して模擬的な無重力の状況を作り,液体中の気体を収集する方法の妥当性の実験を行う.
[課題3]微小重力の環境を作り,密閉タンク内の液体の挙動の観察の準備を進める.
[課題4]上の結果を整理する.
次のような結果(成果)得た.
[課題1]本計測法は密閉タンク内の気体バネを定数を計測することと等価である.液体中に気泡が残留する場合の気泡の数とバネ定数の関係を求めた.バネ定数は気泡の数には殆ど依存すること無く,気体の全体積のみに依存することが分かった.
[課題2]厚みの薄い円筒タンクを作った.液体をその中で回転させることで,気泡に遠心力を作用させ,液体中の気体を収集することができることを確認した.
[課題3]無重力飛行実験のための装置を構築した.無重力飛行による基礎実験を行った.
[課題4]以上を整理して,IECON'92(国際会議),計測自動制御学会論文を作成中である.
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[Publications] 渡邊 嘉二郎: "宇宙タンク内の液料計測" 計測自動制御学会論文集. (1992)
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[Publications] 渡邊 嘉二郎: "微小重力下にある密閉タンク内の残留液料の計測" 微小重力学会. (1992)
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[Publications] 渡邊 嘉二郎: "Measurement of the Liquid Volume in a Tank under the μーG Condition" IECON'92. (1992)
