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1990 Fiscal Year Annual Research Report

蛋白質の高次構造形成における糖鎖の役割

Research Project

Project/Area Number 02806018
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

嶋林 幸英  三重大学, 生物資源学部, 教授 (10024530)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田口 寛  三重大学, 生物資源学部, 助教授 (60024593)
Keywordsオボアルブミン / ジスルフィド結合の再形成 / 蛋白質の高次構造形成 / 蛋白質糖鎖の役割 / モノクロ-ナル抗体
Research Abstract

蛋白質のrefolding過程における糖鎖の機能として,ドメイン構造の形成ならびにジスルフィド結合の形成のおける糖鎖の役割を明らかにするため,種種の蛋白質を特異的糖鎖切断酵素で処理し,これらの還元変性状態からのrefoldingとジスルフィド結合のpairingとの関係について解析するとともにドメイン構造の形成について,モノクロ-ナル抗体との結合状態を解析し,糖鎖を有する天然型のタンパク質について得られた結果とを比較検討し,蛋白質の高次構造形成における糖鎖の役割を明らかにすることを目的として本研究を行った。当初の計画では,種種の糖蛋白質について研究を進展する計画であったが,予備実験で,糖鎖除去により,aggregateを生ずることが判明し,refolding条件を見出すための時間的制約ならびにモノクロ-ナル抗体による構造解析に多種多様の抗体が必要となるため,蛋白質としてオボアルブミンを取りあげた。
本年度は,主として,ジスルフィド結合の形成を指標とした糖蛋白質のrefolding条件の検討,酵素により糖鎖を除去した蛋白質の調製,ならびにこれらに対するモノクロ-ナル抗体の調製について研究を進めた。すなわち,ジスルフィド結合を還元切断して変性させた蛋白質および糖鎖を除去した蛋白質のジスルフィド結合の再形成については,主に高速液クロにより解析し,pairingのパタ-ンを把握しており,アミノ酸分析等により目下検討中である。また,オボアルブミンと糖鎖除去オボアルブミンについて,モノクロ-ナル抗体の調製を試み,いくつかのハイブリド-マクロンを得た。目下,これらから得られるモノクロ-ナル抗体の特異性,すなわち,天然型,糖鎖除去型,プロテア-ゼ限定分解型のオボアルブミンとの反応について検討中である。

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Published: 1993-08-10   Modified: 2016-04-21  

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