1990 Fiscal Year Annual Research Report
共乾施設の計画・運営・管理のための支援システムの開発
Project/Area Number |
02806048
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
瀬能 誠之 筑波大学, 農林工学系, 助手 (00015679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小中 俊雄 筑波大学, 農林工学系, 教授 (60024569)
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Keywords | 農業施設 / 共乾施設 / 施設計画 / 支援システム / シミュレ-タ |
Research Abstract |
本研究は,ライスセンタやカントリ-エレベ-タなど,いわゆる共乾施設について,その計画・運営・管理のための総合的な支援システムの開発を目的とするものである。本年度は3ケ年計画の第1年目にあたり,以下のような研究成果を得た。 1.課題の基礎検討と問題の所在:既存共乾施設の実態調査に基づき,問題点の整理を行なった。その結果,共乾施設は複雑なシステムで構成され,極めて多岐に亘る問題点が存在するが,当面は(1)荷受工程の合理化,(2)経営分析に基づく利用料金の最適化の2項目に焦点をしぼって検討することがよいものと判断された。 2.基本システムの検討:前項の結果により,新たに開発する支援システムの基本的構成とO^^ーS(オペレ-ティングシステム)の構成について検討し,各々のサブシステムの構築に着手した。 3.共乾施設の運用に関するデ-タ収集:本システムの基本となるシミュレ-ションモデルのために,既存の共乾施設について,荷受状況に関するデ-タ,および経営収支に関するデ-タを収集した。現在,これらの分析を既往の数学モデルにより表現することを試みている。 4.運用シミュレ-タの開発:共乾施設の各種機械・設備をパソコン上で構築し,前項の数学モデルにより表現される実デ-タとの連動を図るべく,その基礎となるグラフィック化を進めている。 なお,当初の研究計画では共乾施設の全システムを包活的に対象としたが,本年度得られた知見と反省から,次年度以降については上記のように問題をしぼって更に詳細な分析とプログラム化を進める計画である。
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