1991 Fiscal Year Annual Research Report
核家族に対する子育てのためのサポ-トシステム形成要件の検討
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02807220
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Research Institution | Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
平澤 美恵子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (40211510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松岡 恵 東京医科歯科大学, 保健衛生学科・看護学専攻臨床看護, 講師
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Keywords | 核家族の子産み子育て / 妊娠期からの親意識形成 / 親役割取得過程 / サポ-トシステムネットワ-ク |
Research Abstract |
平成2年度から開始した横断的調査(妊娠後半期、分娩後1ヶ月、6ヶ月、1年半)は、地域差は考慮しながら平成3年中に質問紙調査を終了してデ-タ-をヒンピュ-タ-に入力した。研究分担者が平成3年8月より平成4年3月までイギリスに留学しているため、横断的調査の詳細な分析はこれから行う予定であるが大枠の概要では、妊娠後半期、分娩後1ヶ月、6ヶ月、1年半の各期の夫婦とも地域の自治会活動、趣味や子育てのサ-クル活動、父母会など地域内活動に参加している率が低く、地域内での相互のサポ-トシステムは形成されていず、子生み子育ての主なサポ-トとなる人は実母が多かった。 縦断的調査を妊娠後半期、分娩後1ヶ月、6ヶ月の夫婦に行っている。調査内容は、横断的調査と同様に1.親意識形成、親役割取得遇程、2.非専門家(親族、近隣社会、仲間、友人)から得られるサポ-ト内容とシステム、妊娠成立以前と成立以後の変化や新たに得られたサポ-ト等である。調査に実際では、研究会メンバ-の時間的問題や地域的には対象の協力が得にくいところがあり、当初の計画20組の夫婦の面接に満たない状況であるが、面接調査を継続中である。今後、研究計画書をまとめる時点まで面接調査を行い予定の数に近ずけるようにしていきたい。
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