1990 Fiscal Year Annual Research Report
指導内容の系統性を課題とした国語科教育実習に関する理論的・実践的研究
Project/Area Number |
02808058
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
有沢 俊太郎 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (50092507)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚田 泰彦 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (50163762)
常木 正則 新潟大学, 教育学部, 助教授 (90125724)
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Keywords | 系統性 / 国語科教育実習 |
Research Abstract |
1、国語科教育実習についての先行研究、調査資料の収集:代表者、分担者が関係学会に出席し、系統性をめぐる問題を中心に、資料を収集し、研究会を開いて問題意識を深めた。 2、系統性を意識した実習の実態調査:アンケ-ト用紙を作成し全国の国立大学教育学部国語科教育担当の教官約100名を対象に、系統性をめぐる実習上の問題を中心に意見を聞いた。 アンケ-トの骨子は次の通りである。 (1)大学の授業(実習の事前、事後指導)で系統性はどの程度意識して取り上げられているか、その意義と問題点を尋ねた。 (2)大学の授業と教育実習との関連の程度、ならびに教育実習において系統性の問題を実習生に意識させることの是非を尋ねた。 このアンケ-トは、系統性という実習中の課題は、それを取り巻く大学の授業の内容や指導上の工夫と密接な関係があるのではないか、という仮説の下に実施された。 3、今後の研究の展開 (1)平成3年3月現在、アンケ-ト用紙を回収中である。分析は今後の作業となる。大学の授業や実習において系統性を無視した指導は、現実にはあり得ない。しかし、国語科の系統性は緩く、安易な持ち込みは、混乱を招いたり、子どもの主体性を奪うことがある。このことに注意して分析を進める。 (2)系統性を課題とした実習例を小学校と中学校から収集して整理し、分析し検討する。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 有沢 俊太郎: "系統性を課題とした国語科教育実習ー専修教育実習についてー" 教育創造. 107号. (1991)
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[Publications] 常木 正則: "国語科教材「花を見つける手がかり」(教出4年)実践研究の批判的研究(共著)" 新潟大学教育学部附属教育実践研究指導センタ-研究紀要. 第9号. 23-44 (1990)
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[Publications] 常木 正則: "学習指導案再考の糸口" 月刊国語教育研究. No.218. 4-8 (1990)
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[Publications] 常木 正則: "教材「花を見つける手がかり」実践の研究" 人文科教育研究. XVII. 25-47 (1990)
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[Publications] 常木 正則: "高学年・文学教材の学習指導の研究ー作品との出会わせ方とその後の展開のし方の問題ー教材「大造じいさんとガン」実践を手がかりにー" 新潟大学教育学部紀要. 第32巻第2号. (1991)
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[Publications] 塚田 泰彦: "言語認識の変容を促す国語科指導方法の研究" 平成2年度日本教育大学協会研究集会発表要旨集.
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[Publications] 高木 まさき: "読みにおける子どもの脈絡と大人の脈絡" 日本語と日本文学. 第14号. (1991)