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2002 Fiscal Year Annual Research Report

渡りガモ、家禽およびブタにおけるインフルエンザの疫学調査

Research Project

Project/Area Number 02F00231
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

喜田 宏  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) MWEENE Aaron Simanyengwe  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 特別研究員(PD)
Keywordsインフルエンザウイルス / グローバルサーベイランス / ワクチン / 遺伝子解析
Research Abstract

新型インフルエンザウイルスの出現には渡りガモ、家禽およびブタが重要な役割を果す。研究代表者はヒトと家畜・家禽に発生、流行するインフルエンザを予防・制圧するため、地球規模で動物インフルエンザの疫学調査を実施している。研究分担者を疫学調査に参画させるとともに、ウイルス学・分子生物学的解析法ならびに動物実験法を習得せしめ、グローバルな疫学調査網のカウンターパートとして養成することを目的とする。研究分担者は調査で分離されるウイルス株の遺伝子を解析し、インフルエンザウイルスの宿主域の分子基盤を明らかにする。
研究代表者および研究分担者らが国内で実施した調査における渡りガモおよび家禽からの糞便およびブタ鼻腔拭い液を発育鶏卵あるいはMDCK細胞を用いてインフルエンザウイルスの分離を試みた。渡りガモからは107株の様々な亜型のインフルエンザウイルスが分離された。分離されたウイルスの亜型、卵での増殖能などの情報を基に、ワクチンおよび診断用抗原として適切な候補株を選択した。さらにこれらのインフルエンザウイルスを系統的に保存した。また、調査で分離されたウイルス株の遺伝子を現有のDNAシークエンサーを用いて解析中である。
また研究分担者は、インフルエンザウイルスの高感度迅速診断法を確立するために、インフルエンザウイルスNS1蛋白に対するモノクローナル抗体を作出した。これらのモノクローナル抗体は、抗体作成時に免疫原とした組換えNS1蛋白およびインフルエンザウイルス感染細胞中のNS1蛋白を高感度で検出できることがわかった。現在このモノクローナル抗体を用いた迅速診断キットの開発中である。

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Published: 2004-03-26   Modified: 2016-04-21  

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