1992 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
03044043
|
|---|
| Research Institution | The University of Tokyo |
|---|
Principal Investigator |
松野 太郎 東京大学, 気候システム研究センター, 教授 (40037172)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
M D King 米国宇宙局ゴッダード宇宙センター, 主任研究官
B A Wielicki 米国航空宇宙局ラングレー研究所, 主任研究官
PIERRE Morel WMO, WCRP合同企画, スタッフ長
BRIAN J Hosk レッディング大学気象学科, 教授
佐藤 信夫 気象庁, 予報部, 技官
JERRY D Mahl 米国海洋大気庁地球流体研究所, 所長
水野 恵介 水産庁, 遠洋水産研究所, 研究官
小寺 邦彦 気象研究所, 主任研究員
田中 浩 名古屋大学, 水圏科学研究所, 教授 (00115594)
小野 延雄 極地研究所, 北極センター, 教授 (40001648)
安成 哲三 筑波大学, 地球科学系, 助教授 (80115956)
浅井 富雄 東京大学, 海洋研究所, 教授 (80025288)
田中 正之 東北大学, 理学部, 教授 (90004340)
鳥羽 良明 東北大学, 理学部, 教授 (50025277)
武田 喬雄 名古屋大学, 水圏科学研究所, 教授 (60022604)
山元 龍三郎 京都大学, 理学部, 教授 (50025235)
|
|---|
| Keywords | 気候変動 / WCRP / 雲の気候への影響 / 海洋の気候影響 / 海洋混合層 / 成層圏の気候影響 / SPARC / GEWEX |
|---|
| Research Abstract |
国際的WCRPのサブプログラムの委員会やワーキンググループに日本の研究者が参加して計画立案にかかわるとともに、1992年9月末に名古屋で開催されたWCRP国際シンポジウム「気候における雲と海」にアメリカ合衆国の人工衛星による放射収支の研究者らを招聘して、日本で遅れている衛星観測および地球の放射収支につての討論を行った。また、日本のWCRP第1期のプロジェクトの一つである海洋混合層実験観測の成果報告書を刊行した。各項目は下記の通り。
(1)「気候変動と海洋」国際委員会・インド洋パネル会合に、水野が出席し、エルニーニョ現象発現機構におけるインド洋の役割に関して討論した。
(2)GEWEXの一部である大陸スケール水収支実験の計画会議に武田が出席して計画立案に参画するとともに、日本の人工衛星計画に対する外国研究者の意見を聞き討論を行った。
(3)WCRPの新しいサブプログラムである「成層圏過程とその気候変動での役割(SPARC)」の第一回計画立案会議に小寺と田中が参加し、成層圏の変化が気候に及ぼす形響について研究成果を発表し、それに立ってSPARCの研究計画案を討論した。
(4)平成4年9月28日〜10月2日、名古屋大学で行われたWCRP国際シンポジウム「気候における雲と海」に米国の衛星測専門家であるキング、ウェルキ両博士を招聘して衛星を用いた雲の放射への影響の研究の現状を開き、また、東大、気候システム研究センターにおいて今後の共同研究について打合わせを行った。
(5)WCRPの数値実験ワーキンググループ(WGNE)に、そのメンバーである佐藤が参加し、気候の数値モデルの現状とその問題点について討論した。
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] 松野 太郎: "地球温暖化と海-IPCC報告の問題点" 科学. 62. 603-606 (1992)
-
[Publications] 浅井 冨雄: "海のグローバルな観測を-21世紀に向けGOOS計画出発" 科学. 62. 607-608 (1992)
-
[Publications] 安成 哲三: "Time and space structurc of interanwud variations in summcr monsoon" J. Meteor. Soc. Japan. 70. 585-596 (1992)
-
[Publications] 小野 延雄: "Do glaciers tell true atmospheric CO_2 story?" Science of the Total Environment. 114. 227-284 (1992)
-
[Publications] 田中 正之: "Variations of tropospheric ozone concentration over the Syowa Station Antaretica" Tellus. 44B. 262-272 (1992)
-
[Publications] king, Michael. D: "Directional and speotral reflectance of the Kuwait oil fire smoke" Jown. Geophys. Res.97. 14545 (1992)
