1991 Fiscal Year Annual Research Report
レ-ザ-応用プラズマ測法の大型核融合実験装置への適用性に関する研究
| Project/Area Number |
03044110
|
|---|
| Research Institution | Kyushu University |
|---|
Principal Investigator |
村岡 克紀 九州大学, 総合理工学研究科, 教授 (80038546)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SUMMERS D.D. JET共同研究機構, 実験第I部門, 主任研究員
MARGAN P.D. JET共同研究機構, 実験第I部門, 主任研究員
GOWERS C. JET共同研究機構, 実験第I部門, 主任研究員
NIELSEN P. JET共同研究機構, 実験第I部門, 研究員
COSTLEY A.E. JET共同研究機構, 実験第I部門, グループリーダー
松尾 敬二 九州大学, 総合理工学研究科, 助手 (10199755)
梶原 寿了 九州大学, 総合理工学研究科, 助教授 (00185779)
矢野 栄宣 九州大学, 総合理工学研究科, 助手 (20117279)
内野 喜一郎 九州大学, 総合理工学研究科, 助教授 (10160285)
益田 光治 九州大学, 総合理工学研究科, 教授 (40038097)
STOTT P.E. JET共同研究機構, 実験第I部門長, シニアスタッフ長
|
|---|
| Keywords | レ-ザ-計測 / 核融合プラズマ / JET / LIDAR法 / レ-ザ-蛍光法 / ポンプダイバ-タ / 電子温度・密度 / 水素原子密度 |
|---|
| Research Abstract |
本国際学術研究は,九州大学電離気体実験施設で開発したレ-ザ-応用プラズマ計測法を大型核融合実験装置であるJETに適用してその有効性を示すとともに,JETプラズマの理解に資しようとして計画されたものである。本年度は,(1)LIDARトムソン散乱にストリ-クカメラを検出器として用いることにより空間分解能を従来の100mmから40mm程度まで向上させること,(2)反射計による電子密度揺動計測法の確立,および(3)レ-ザ-蛍光法を用いたポンプダイバ-タ領域部での水素原子分布計測法の検討,を進めることとした。
このうち,(1)については平成3年8月〜平成4年1月に研究分担者の一人(梶原)がJETに滞在し,ファ-ストシグナルを検出するとともに,従来九州大学で進めた評価が正しかったことを確認した。現在デ-タ解析が進行中であるが,目的の空間分解能はほぼ達せられているようである。この結果は近々国際会議で報告する。
(2)については,反射計信号から位相の情報のみをとり出すのが困難で,そのためのハ-ドウェアの検討をJETと共同で進めている。
(3)については,本年度途中から,研究代表者がJET滞在中に検討が本格化したものである。デ-タが得られれば,ポンプダイバ-タの理解のために極めて有益であるとの観点から,九大側からJETへ,さらにJETから九大側への派遣・招へいにより詳細な詰めを行い,実行可能性が示された。次年度に,この検討に従ってハ-ドウェアの準備を進めることになっている。
以上,(1),(3)について極めて順調に推移し,次年度への研究の発展へひきついだ。他方(2)については,より基本的な再検討を迫られることになった。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] K.Matsuo,K.Tanaka,K.Muraoka,M.Akazaki: "Development of Laser Imaging Method for Measurements of Electron Density Fluctuations in Plasmas" Japanese Journal of Aplied Physics. 30. 1102-1108 (1991)
-
[Publications] 村岡 克紀,前田 三男: "レ-ザ-によるプラズマ計測" 光学. 20. 548-563 (1991)
-
[Publications] T.Kajiwara,T.Shinkawa,K.Uchino,K.Muraoka,M.Maeda et al: "Application of Two-Photon-Excited Laser-Induced Fluorescence to Atomic Hydrogen Measurements in the Edge Region of High-Temperature Plasmas" Review of Scientific Instruments. 62. 2345-2349 (1991)
